神戸のレトロビル散策 栄町通・海岸通編[1]

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もうずいぶん前のことになるが、神戸を訪れたときのことを思い出しながら書いていこうと思う。
このときは三宮からもほど近い、旧居留地あたりに宿をとった。交通の便がよいことと、その旧居留地の散策をする予定だったからだ。

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南京町こと神戸の中華街。一応日本三大中華街ということになっているが、どう見ても横浜がぶっちぎりで規模がでかい。神戸はそこそこでかいが、長崎の新地中華街にいたっては、横浜を「中華街」とするなら「中華通り」ぐらいのスケールで期待して行ったりした日にはがっかり感が半端なかったりする。

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自販機も中華仕様。

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大丸前からスタートして、この日は西側にあたる栄町通、乙仲通り、海岸通りを歩いた。いわゆる旧居留地というのは大丸から見て東側になるが、エリアが広いので半分に分けた。
よく見ると正面のレトロビル、セレクトショップのCiaopanicが入居している。いやはや、やっぱり神戸はオシャレな街ですね。

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神戸郵船ビル

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大丸前を南下したメリケン波止場前にあるのがこの神戸郵船ビル。
日本郵船の神戸支店として1918年(大正7年)に竣工。

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重厚なファサード。
ちなみに現在は紳士服のお店が入居している。

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郵船ビル全景。たまたま1994年に耐震工事をしていたことが功を奏し、翌年の阪神大震災ではほとんど被害を受けなかったそうだ。

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海岸ビルヂング

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次はこの海岸ビルヂング。同じく海岸通を代表するレトロ建築。
1911年(明治44年)竣工なので郵船ビルより年上。

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兼松商店という貿易会社の本店としてオープンしたビルで、現在はテナントビルとなっている。
近くにある「海岸ビル」という非常に紛らわしいレトロビルと間違えそうになるので要注意。

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三階建てとなっているが、三階まで一直線に続く階段が特徴。これは二階から三階を撮影。

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そしてすごいのが、この三階の吹き抜け天井。鮮やかなステンドグラスが設えてある。これにはさすがに驚かされた。

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三階の様子。こんなところで働けたら毎日楽しくて仕方ないだろうな、と思う。まぁ現実問題そうもいかないのが社会人の辛いところ。

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今歩いてきたのが海岸通と言って、この付近の国道2号線のことを指す。北に向かって乙仲通り、栄町通が並行し付近はレトロビルやお洒落カフェが集う神戸を代表する美しい街として知られている。

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神戸の開港は、有名な史実である日米修好通商条約と、その他四ヶ国と結んだ「安政の五ヶ国条約」によって条約港となったことに端を発する。貿易港として外国人居留地がおかれ、綿密な都市計画のもとまちづくりが行われた。現在も残る洋風建築や整然とした区画は設計当時の名残に他ならない。

さて、次回は乙仲通り、栄町通を歩いてみたい。

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