ニッポンが誇るグローバル温泉街、長野『上山田温泉』

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長野県千曲市に戸倉上山田温泉なる温泉街がある。昭和を全力で生き抜いたサラリーマン世代の方々ならピンと来るかもしれない。
今回は、若干サイトのテーマから逸れるものの、個人的に興味があった上山田の町並みを一度見てみたく、立ち寄ってきたというお話。

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そんなわけで、日帰り温泉の駐車場に単車を置かせてもらい散策開始。
まず遠路はるばる訪れた旅人を温かく出迎えてくれたのは、カフェー建築風味の珍妙な建物であった。

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戸倉上山田温泉は、千曲川で分断された「新戸倉温泉」と「上山田温泉・戸倉温泉」を総称した呼称であり温泉街の規模としてはかなりでかい。
その上、泉質が単純硫黄泉・単純硫化水素泉なのだから温泉好きには嬉しい。鼻腔をかすめる卵の腐乱臭がタマラナイなんて言う変人も稀に世の中には存在する。

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ただ、この日はかねてから浸かりたかった別所温泉に立ち寄った後だったのでここでは温泉はスルーすることにした。
ちなみに別所も硫黄泉で、長野を代表する名湯である。というか長野県は名湯だらけですよね。マジで。
仕事があって花粉症がなければ割と本気で移住したいと思う今日この頃。

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戸倉上山田温泉の開湯は明治時代中期と比較的新しい。善光寺参りの精進落としの地として賑わい、現在の温泉街の形になったのが大正後期。

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そして時代は昭和に入り、何が契機となったのかはイマイチ判然としないが歓楽色の濃い温泉街へと変貌を遂げ、その黒歴史は途絶えることなく現在まで連綿と続いている。
ちなみにピンクなのは戸倉温泉ではなく上山田温泉のほうである。

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昼間しか歩いてないので実際自分の目で確かめてはいないが、上山田温泉は裏風俗の聖地として全国にその名を轟かせる、業界屈指のアンダーグラウンドゾーンなのである。

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出入口が二ヶ所あるので赤線時代の遺構かもしれない。
実際歩けばわかるが、上山田温泉界隈には場末感満載のスナックやパブが異様なほど多い。というか、それしかないと言っても過言ではないほどその光景が完全にデフォルトとなっている。

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その中にちょこちょこ紛れ込むように飲食店が店を構えている。
旅館やホテルはほぼ車通りに面しており、一歩路地に足を踏み入れると猥雑な町並みが破竹の勢いで続いて行く。

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東京や神奈川ならまだしも、長野県のこんな片田舎の温泉街になぜこんな『異界』が存在するのか。
ちなみにWikipediaの戸倉上山田温泉の項を参照しても、この異界のことについてはまったくもって触れられていない。
ホントもう何をやってるんだと言いたい。

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アーチの側方に建つやたらめったら年季の入った建物は、元射的場だそうである。
それにしても、これぞ「ザ・昭和」って感じ。心底素晴らしい光景だと思う。

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個人的な嗜好の話をすると、あばら屋然としたバラック建築や○○横丁、○○商店街等、昭和やそれ以前の残滓は好きだが、裏表問わず現役の歓楽街は実はあまり好きではない。

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いや、正確に言えば“歩くこと”があまり好きではない。かつて赤線を経た場所でカフェー建築などが遺っていればその限りではないが、遊ぶことではなくまち歩きが目的の者としてはあまり面白くないしそもそも招かれざる客でしかない。

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そんなわけで、シャッターを切った回数とは裏腹にどうにもテンションが上がらない散策だった。
ともかく、元色街を歩くのは好きなくせに現色街にはあまり関心がないという奇妙な特性を持っていることだけは認める。

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幸い歩くのはいつも昼間なので、酩酊した嫖客や店主たちに遭遇することもない。
この日も、静かに、風が通り抜けるように足早に見学させてもらってそっと踵を返した。

(2ページ目へ続く)

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コメント

  1. 鯉太郎 より:

    私は田舎がこの辺りなんですがスギ花粉はあの辺は飛ばないはずです。
    お仕事の都合がついたら是非永住してください。

    • mast-mo より:

      鯉太郎様
      えっ、そうなのですか?それはなんとも興味深いお話ですね。
      頭の片隅にとどめておきます。