青森の奥座敷『浅虫温泉』を訪ねて

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勘のいい方であればこの展開は予想できたかもしれない。
第三新興街の次に向かった先は、青森から15km離れた浅虫温泉。「青森の奥座敷」と称される温泉街である。

青森県内の電車移動は色んな意味でしんどいので、滞在中は軽自動車を借りてそれを足とした。

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まず道の駅ゆ~さ浅虫に立ち寄り、温泉に浸かることにした。ここは5階に「はだか湯」なる展望浴場がある。
陸奥湾の眺めが実に素晴らしかった。

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しかし今思えばなんで歩く前に風呂入ったんだろう。どうせ汗かくのに。
青い森鉄道の浅虫温泉駅。道の駅のすぐ裏手にある。
それじゃ色街の名残を求めて散策開始といきますか。

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私娼がいた温泉街

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駅前を南下し、最初のT字路を左折し線路をくぐるとご覧の四ツ辻に出る。まず向かって右手のほうに行ってみましょうかね。

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最初に目についたのがこちらの「旅館あんず」。レトロな外観は見た目と違わず大正時代の建築。すでに廃業しているのが惜しい。

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その近くには稲荷神社があった。色街との関連性を疑わずにはいられない一角である。
とは言え、浅虫は貸座敷(遊郭)には指定されていなかったので、実は妓楼もなければ娼妓もいなかった。

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「赤線跡を歩く」によれば、浅虫には私娼がいて営業者数15、酌婦数49という規模だったそうである。また、昭和30年の「全国女性街ガイド」には以下の記述がある。

(前略)ここでは芸者を「こぶ巻」と呼ぶ。
 そのこぶ巻は冬分が八十名、夏場になると百三十名くらいにふえるが、大半は流れもの。ひどいのになると、急行日本海で大阪から家出、北海道へ渡るつもりが浅虫で間に合せて酌婦になっているアプレさんもいる。そのかわり若い女が多く、青函連絡船については実に詳しい。泊り千八百円。

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続いて源泉公園足湯へ。足湯兼飲泉所兼温泉たまご場となっている。
生卵を15~20分源泉に投下すれば温泉卵が出来上がるという面白い場所。さすがに旅行中に卵は持ってないわ(笑)

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こっちが足湯。少し離れたとこに見えるのが温泉たまご場。
で、その向こうにちょろっと見えてるのが、そう・・

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「赤線跡を歩く」に“酌婦を置いた料理店だったと思われる妓楼風の建物”と紹介されているこの建物。
でかいな・・目の前に立つとすごい迫力。

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浅虫にはこれが見たいがために来たと言っても過言ではない木造建築。まだ残っていたことに安堵。

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この建物を眺めながら足湯でほっこりできるなんて、赤線跡を歩く人たちにとってはこれは嬉しい。
まぁそもそもそういう変な人は全国で10人もいないでしょうけどw

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左隣の建物もまたでかい。Google Mapでは旅館柳の湯の従業員宿舎となってるけど、昔はもしや、と思わせる佇まいである。

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妓楼風木造建築を側面から。白い車が邪魔なんですけどw

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浅虫川を挟んだ「旅館柳の湯」の敷地から背面が見える。こうして見るとやっぱだいぶ傷んでるなぁ。
明治~大正期ぐらいな気がするので、真面目に築100年前後なんじゃなかろうか。

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さて、目的は果たしたことだし戻るか。
途中で見かけた廃業したスナック。浅虫は一昔前までは一発屋みたいな場所も存在したという話も聞くが、今では完全に寂れてしまって歓楽色はまったくなさそうだった。

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おまけ。「赤線跡を歩く」に登場する「アゲーン」の看板があった店は見るも無残な状態だった。

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浅虫川の河口。湯ノ島が見える。
浅虫温泉。適度に鄙びた感じが個人的にはかなり気に入った。旅館からの眺めも抜群だろうし、いつか湯治でまた訪れたい。

[訪問日:2015年8月12日]


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