まるで廃村…栃木市に残る謎の遊里跡を訪ねる

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

鬼怒川温泉で朝を迎えた旅の最終日。あとはもう帰るだけ…というところで、1ヶ所見たいところがあったので栃木市で寄り道した。

01

やって来たのはうずま公園。蔵の街を散策したとき以来、およそ2年ぶりの再訪である。

02

巴波川(うずまがわ)の船運と日光例幣使街道の宿場町として栄えた栃木市。その名残が蔵の街として残っているが、何やらその目と鼻の先に遊郭があったという情報をキャッチしたのだ。これはもう行かないわけにはいかない。

03

そのとき知ってれば二度手間になることもなかったのに・・舌打ちしたい衝動に駆られながら現地へと向かう。
その場所は、巴波川を挟んで蔵の街とは反対側、「富士見町」という界隈である。

スポンサーリンク
広告336×280

富士見町

04

どうやらこの橋が結界の役割を果たしていたようである。
その前に…橋のたもとに何やら石碑が建っている。

05

「新開橋」…それがこの橋の名のようだ。
「新開地に架けられた橋」の解釈でよろしいですか。わかりやすい名前ですね。

06

やってるのかやってないのかまるでわからない、「やまや」なる居酒屋。この先がくだんの場所なのだそうであるが…

08

ここに遊里があったという情報は手元の資料を見る限り皆無で、ネット上でも先輩諸氏のサイト以外これと言ったソースはなかった。
ホント、どうやって見つけたんだろう。いつもながら感服します。

07

というわけで、満を持して足を踏み入れる。すでに退廃感に満ち満ちている様子が視覚を通して伝わってくる。

09

そこに広がるのは「黒い街」だった。
コントラストがきつすぎて白飛びと黒つぶれが同時に起きている・・なんだここは。

10

建物だけ見ても、ここが遊里だったと思える特徴は皆無である。
ああぁ、それにしても酷い。

11

不法投棄なのか、最後の住人が残したゴミなのか・・嗚呼どうしてこうなった。

12

朽ち果てた廃屋の何と多いことか。
念のため確認しよう。ここは限界集落となった山村ではない。栃木県栃木市の市街地だ。

17

一体築何年経過しているのか検討もつかない。おそらく戦前であることは間違いない。

13

それにしても、貸座敷っぽい建物は本当に見当たらない。
結局そっちについては謎のままだった。

16

しかしまぁ、何とエッジの効いた街だろうか。
これでも近隣には民家も多く、普通に住民生活が営まれている。

14

建物が取り壊されずにこれだけ残っているのは、土地に対するニーズがないからなのだろうか。
いや、とは言えここは栃木駅から徒歩で10分かかるかかからないかという好立地なのだ。

18

中途半端に開け放たれたドアがまるで現役の色街を想起させてくれた。

確かに周囲の町並みのくたびれ加減は、歯止めがかからない少子高齢化を体現しているかのようであった。地方都市の厳しい現実を改めて目の当たりにした時間だった。

15

ここが色街でもそうじゃなくても別にどっちでもいいや。そう思えるような確かな収穫があったのだから。

[2016年9月7日追記]

読者様より情報を頂きました。くだんの廃屋は近々取り壊される模様です。現地に足を運ばれる方はご留意ください。

[訪問日:2015年9月23日]


スポンサーリンク
広告336×280
広告336×280

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. より:

    朽ち果てた廃屋、解体されるようです、解体工事に入ってました。
    栃木市は人口がどんどん減っているのに、郊外にたくさん家が建ってます。

    • mast-mo より:

      情報提供ありがとうございます。追記しておきますね。
      郊外のほうが住みやすいということなのでしょうか。皮肉なものですね。