世界遺産になって名前はよく聞くけど…「韮山反射炉」とは一体何なのか

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長年存在は知っていたものの、なんとなく足が向かなかった場所のひとつが静岡県の「韮山反射炉」
2015年7月、明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業というやたら長い名前で我が国19番目の世界遺産登録が決定。(構成遺産のひとつという位置づけです)

年明けにたまたま近くまで行ったので、ついでに見てきました。

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アクセス

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住所:静岡県伊豆の国市中字鳴滝入268

最寄り駅は伊豆箱根鉄道駿豆線の「伊豆長岡駅」。韮山反射炉のくせに、韮山駅より伊豆長岡駅のほうが近い。
駿豆線は三島から出るので、新幹線が便利。

まずは位置関係から。

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伊豆長岡駅から韮山反射炉までは2km弱あるので歩くと30分くらいかかる。
ですのでここは素直にバスを使うのがいいんですが…

バスが6本/日、しかも休日のみ。。

というなかなか素敵な運行状況ですので、事前にきちんと時間を調べてから出かけると幸せになれそうです。人数多ければタクシーで割り勘がベストだと思います。

※こちらの循環バスですが、利用状況が芳しくないため令和5年9月末を持って廃止となりました

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それでは反射炉へ

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はい、これが「韮山反射炉」です。後ろのほうに謎のツインアーチが見えますが、あれが反射炉。えぇ、あれだけなんです。

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建造は江戸時代、造ったのはここ韮山の代官だった江川英龍(坦庵)。厳密に言うと、坦庵氏は完成前に死去してしまい、息子の江川秀敏の手によって1857年に完成。

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で、反射炉とは一体何なのか

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ものすごくわかりやすく言うと、鉄を溶かして大砲を造るための設備。

韮山反射炉が作られた時代、あのペリー提督が浦賀にやって来て開国を迫りました。これは皆さんよくご存知かと思いますが、幕府はこの脅威に対抗するために品川に台場を設置しようと考え、大砲を製造するためにこの反射炉が建てられたわけ。

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鉄を溶かすには千数百度という凄まじい高温が必要。
反射炉の内部は天井がドーム型になっていて、熱をそこに反射させることで高温を得ることができるようになっている。そう、だから「反射炉」。

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で、溶けた鉄がここから出てくるのでそれを型に流し込めば大砲ができるわけなんです。

まぁ、何がどうすごいのかまったくわからないまま行ったんで、近くにいたガイドさんの話をずっと盗み聞きしてたんですがね(笑)

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ちなみに品川の台場というのは今の「お台場」のことで、台場公園(第三台場)が砲台の跡地。
ここ、レインボーブリッジの鑑賞・撮影スポットとしてよく知られているので興味のある方は足を運んでみては。

一応地図貼っときましょう。

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反射炉をただ見学するだけなら正直5分もかからないけど、敷地内には復元した大砲が展示してあったり。

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昨年11月、近くの茶畑に反射炉と富士山を一望できる展望台が設置されたとのことでついでに行ってみた。反射炉からだと徒歩3分くらいですかね。

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こんな景色。ちょっと小さいけど、晴れれば反射炉の右手に富士山が見える。茶畑の中というのがまた何とも静岡らしくてよき。

かなりざっくりでしたが、だいたい伝わりましたでしょうか。
たぶんガイドさんの話を聞かなければイマイチすごさは伝わってこないと思うけど、伊豆方面に行く機会があれば立ち寄ってみてはいかがでしょう。

※私が行ったときは100円でしたが、現在は500円に値上がりしています。

営業案内

営業時間:9:00~16:30

定休日:12/31、1/1

料金:大人500円、小・中学生50円

駐車場:あり(無料)

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