瀬戸市の赤線跡『陶華園』

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十数年ぶりにやって来た、愛知県は瀬戸市。
何しに来たかと訊かれればこう答える。「市街地にかつてあった赤線、『陶華園』跡を見に来たんですが何か?」と。

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新開地ですかそうですか

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というわけでサクっと行きましょう。場所は瀬戸市陶原(とうげん)町。
尾張瀬戸駅、瀬戸市役所駅の中間あたりに位置する。バス停を見ると、その名も「新開地」。

なんとまぁわかりやすいこと。

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ついでに交差点の名前も新開地。ここを中心に指定地は広がっていたようで、地図を見ると一目瞭然な地割をしている。北枕を外したかのように斜めっているところも含め、岐阜の手力園によく似ている。

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まず国道の南側。遊里につきものの銭湯。この街が現役の頃からここにあったらしい清水温泉。

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反対側(正面)はこんな感じ。現代風に建て替わっていて風情もへったくれもない。

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このレトロな米屋のほうがはるかに味があっていい。

それにしても、「陶華園」と言う名も実に陶器の街瀬戸らしくていいと思う。

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続いて国道の北側へ。ここは昭和初期の成立当時、花街だったそうで、戦後の慰安施設を経て赤線へと移行。合計20軒ほどというから中規模なシマだったようである。

現在はほぼほぼ住宅街になっているという中、まだ辛うじて往時の“生存者”がいる。

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上の写真で手前左側にあるこちらが陶華園の有名な遺構。

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正直、これだけ見るためにはるばる来ました、ぐらいの対象だったのでひとまずまだ残っていてくれたことに安堵する。

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そう言えば、どうして色街の意匠にひょうたんが好まれて使われたんだろうか。今まで考えたこともなかったけど、結構よく見かけるのでなんか理由があったんじゃないかと思えてきた。

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中村遊郭もそうだったけど、愛知の色街は訪問者に優しいですね。初めて来た人でもこれなら場所を間違えることもない。

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もう一軒がコレ。どうにもピンと来ない・・
確かに妙な意匠だけど、これと言って特徴があるわけでもなく。

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まだこっちのほうが。ってこれはたぶんクロでしょう。花街からスタートしたのであれば「らしい」建物だと言える。

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もうひとつ、花街の残照を発見。デザイナーズ物件のようなスタイリッシュなこの建物は、実は老舗割烹料理店。
まぁ、どの辺がだよ・・ってツッコミたくもなるんですがね。

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もう一軒。ここも元料理屋か料亭か・・
目についたのはこんなもん。あのひょうたん物件がなくなったら、もう遠方から見に来るようなところではなくなってしまうであろう瀬戸市の旧赤線、『陶華園』。

見に行かれる方は、どうぞお早めに。

[訪問日:2016年3月25日]


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