2017

広島県

泊まれる遊郭…広島・一楽旅館に泊まってきた

旅というものを愛してやまない人間ながら、筆者は宿へのこだわりが実はほとんどない。 そもそも旅の出費が普通の人より多いので、安ければどこでもいい、ぐらいのゆるい感じでいつも決める。 宿ありきだと、行ける...
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広島県

塩と酒とマッサンの街。安芸の小京都・竹原を往く

小京都。 これほど胡散臭い響きもないと常々思うわけである。 一応、表向きは「全国京都会議」に加盟していることが名乗る条件であると言われるが、実際のところ、客寄せパンダ的に“自称・小京都”を名乗るまがい...
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広島県

オーシャンビュー遊郭…糸崎松浜リゾートは今

広島シリーズ第4弾は三原市の糸崎にあった遊郭跡。 三原って行く前は名前ぐらいしか知らなかったんだけど、新幹線も止まるし呉線が乗り入れるターミナル駅だし、あのポルノグラフィティの地元、因島行きのフェリー...
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広島県

坂と映画と赤線の町、「尾道」を歩く

尾道と聞いて連想するものはやはりラーメンとしまなみ海道だと思う。 その昔、高速1,000円時代に走ったしまなみ海道。たどり着いた尾道はひどい雨だった。だから思い出と呼べるものはずっと「雨」と「ラーメン...
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広島県

ポニョの舞台へ行って来た。「鞆の浦」で奇跡の町並みを見る

旅の始まりにはおあつらえ向きの行楽日和だった。 瀬戸内のうららかな海風を浴びながら、福山駅から南へ車を走らせる。空気の読めないカーラジオからはユニコーンの「雪が降る町」が流れていた。 “あと何日かで今...
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広島県

遊郭のち赤線のち歓楽街。福山の盛り場を歩く

2016年12月30日 AM8時36分 新大阪から乗り込んだこだま号博多行は、定刻通り降車予定の駅へと滑り込んだ。 新しい旅の幕開けである。 ひとつ前の記事が布石以外の何物でもなかったりする、今回から...
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岡山県

笠岡・伏越遊郭跡 ~栄華と凋落の果てに~

赤線との出会いは1冊の古本だった。あれは確か2011年のことだったと思う。 もちろんそのときはそれがどういうものか理解できなかったが、表紙の写真に写っていた風景、添景の建物は第一印象としてその日を境に...
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鳥取県

レトロだっちゃ!鳥取「昭和おもちゃ館」へ正義のヒーローに会いに行こう

鳥取県若桜町。姫路と鳥取をつなぐ若桜街道(国道29号線)の宿場町として栄え、現在は鉄ちゃんにおなじみ、若桜鉄道の終着駅となっている町である。 この若桜町に「昭和おもちゃ館」なる博物館があると知り、ワク...
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鳥取県

鳥取市・聚楽園遊郭跡 ~不夜城になった大名庭園~

昨年末に、鳥取県を三日間かけて回ったときの話をここんとこずっと書いてきたわけなんですが、いよいよ舞台は県庁所在地の鳥取市へ。 米子から鳥取へはコナントレインで移動。 車内で殺人事件が起きるんじゃないか...
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鳥取県

楽しさ1000ベクレル!三朝温泉で昭和ピンク遺産と謎の珍獣に出会う

鳥取県の三大都市と言えば鳥取市、米子市、そして倉吉市となるわけなんですが、偶然にも有名な温泉があるのもこの3つの市。鳥取温泉、皆生温泉、そして三朝(みささ)温泉がそれである。 開湯850年を数える古湯...
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鳥取県

山陰の小京都!倉吉白壁土蔵群を歩く

鳥取県の倉吉市に、「商家町」のカテゴリーで重要伝統的建造物群保存地区に選ばれている「打吹玉川(うつぶきたまがわ)」という地区がある。 “赤瓦”と“白壁土蔵群”の町として知られ、その景観の美しさから「山...
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鳥取県

所子、重要伝統的建造物群保存地区に選ばれたってよ

標高1,729m。中国地方の最高峰であり、百名山のひとつでもある霊峰大山。 おそらく関東の人であれば5人中4人が「おおやま」と読むだろうけどそれは間違い。こちらは「だいせん」である。 この大山の北西麓...
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鳥取県

鳥取に魔界あり!キタロードで妖怪たちと戯れよう

鳥取県西部、日本海に突き出した弓ヶ浜半島にある境港(さかいみなと)市。 日本海、中海、境水道に囲まれた全国でも有数の港町で、あのダイハツタントのCMで一躍有名になった「ベタ踏み坂」のある街である。 こ...
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鳥取県

第三の廓。鳥取・倉吉新地を歩く

『第三の男』と言えば、エビスビールでおなじみのイギリス映画の傑作。 正体不明の第三の男が、実は事故死した悪党のハリー本人だったという話。 『第三の廓』とは、歴史上ふたつしかないと思われがちな鳥取県の貸...
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鳥取県

米子市・灘町遊郭跡(現花園町)

鳥取シリーズ第3弾は米子にあった遊郭跡。 それは現在の花園町なるところにあり、俗に「灘町遊郭」と呼ばれた。 メインストリート。 この幹線ほどもあろうかと言う道幅がすべてを物語っていた。 なお、場所はス...
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鳥取県

歓楽色濃いめ。鳥取・皆生温泉の温泉街を歩く

鳥取県米子市にある皆生(かいけ)温泉。 言わずと知れた、山陰地方を代表する名湯である。 県内で最も集客力の高い温泉街のひとつであり、温泉好きを自認する筆者としてもいつかは入湯したいと思っていた温泉街で...
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鳥取県

赤線だった盛り場 米子・朝日町界隈

日本一人口が少ない。砂漠しかない。漢字の順序がわからない。 と、行ったことのない人にさえ情け容赦なく馬鹿にされる県がある。 それが取鳥県。間違えた。 鳥取県である。 当ブログでもついに初上陸となってし...
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島根県

松江市・和多見遊郭跡と元赤線の伊勢宮町

「水の都」「霧の街」の異名を取る街には必然的に雨が似合うのかもしれない。到着後ほどなくしてしとしとと降り出した冷たい雨は、まだ夜が明け切らない駅前の路面を妖しく光らせていた。 松江にやって来たのは実に...
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京都府

『五番町夕霧楼』の舞台、五番町遊廓跡を歩く

代表作の『飢餓海峡』をはじめ、作中に遊廓や娼妓が出て来ることの多い水上勉は、やはり自身も相当の放蕩者だったらしい。 『五番町夕霧楼』の舞台になったのが、おそらく本人も何度も遊びに行ったのであろう京都の...
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兵庫県

天下の名湯 有馬温泉でレトロな温泉街をそぞろ歩く

個人的見解だけど、日本人は「三大なんちゃら」とか「ほにゃらら百選」とかいう称号にめっぽう弱いと思う。 温泉界には日本三名泉(草津、下呂、有馬)というのがある。また、三古泉(道後、白浜、有馬)というのも...
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