古きよき町並みがそこにある!いで湯のまち「山鹿」を散策しよう

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かつて、豊前街道の宿場町として栄えた熊本の山鹿。
温泉に入りに来たら予想外に町並みがすごすぎて写真が結構な枚数になってしまった。

ので、ここから後編。

この下町のあたりは米の集散地として栄えた頃の名残が色濃く、米蔵や酒蔵、味噌蔵などが軒を連ねている。

振り返ったときのこのアングル・・この角度が文句なしの百点満点。

こんな異常なほどの風情に期せずして出会うことがあるからまち歩きはやめられんのですよ。

かつて多くの船がここに漕ぎ着け、物資を運んだんだろうなぁ…
山鹿の町に莫大な富をもたらした菊池川は、ただただ穏やかな表情を旅人に見せていた。

そんな下町の風景を眺めながら、名残惜しくもさくら湯方面に戻る。

創業明治29年の「千代の園酒造」。

豊前街道沿いの町並みは、さくら湯を起点とすると南北にそれぞれ見ることができる。
今度は北側へ向かう。

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九日町方面へ

国道を渡ると足湯が併設した公園がある。
その先に、またしてもただならぬ建物が見える。

山鹿灯籠民芸館

山鹿灯籠とは、和紙と少量の糊だけでつくられる超繊細な伝統工芸品。

毎年夏には、金灯籠を頭に乗せた浴衣姿の女性たちが優雅に踊る『山鹿灯籠まつり』が開催されるそうでまったく知らなかったんだけど九州ではかなり有名な夏の風物詩らしい。

いや…めっちゃ行ってみたいんだけど。

金剛乗寺 石門

その先にもすごいのが・・!
武雄温泉の楼門を3倍ぐらい中華テイストにした感じの石門。

カッコいい・・

 

このあたり、昔は「九日町」と言ったそうで下町と並んで歴史的建造物が多いエリアとなっている。通りの名は「八千代座通り」。

そしてこれが山鹿灯籠。

これを頭につけて踊るのか・・ますます見てみたくなってきた。

 

建物としてはやはりこちらも明治以降に建てられたもので、塗籠造りの商家が多い。

飲食店になっている建物も多く、観光客にとっては親切というか歩きやすいまちという印象。

さて、いよいよ散策もクライマックスへ・・

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八千代座

重文にもなっている、明治43年(1910)に建てられた芝居小屋。

それが山鹿散策最大のハイライトとも言えるこちらの「八千代座」。

その対面に立つのが、明治20年に建てられた洋品店の蔵を再生させた八千代座資料館「夢小蔵」。

いずれも見学可能なので、興味のある方はどうぞ!

 

と、ざっくり歩いて来た旧豊前街道の宿場町、山鹿はまるで偶然見つけた財宝のような素敵な町並みだった。

熊本方面へ出かける際は、是非とも候補に入れていただければと・・

[訪問日:2018年1月7日]


コメント

  1. maru より:

    いやいや、知られていない場所にも
    すごい街並みが残っているのですね。

    • machii.narufumi より:

      ホントそう思います。
      ここは持ってる本に載ってたので割と有名なほうだとは思うのですが、こういうところってまだまだあるんだなぁと。

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