江戸時代に商人の町として発展した名古屋、四間道。
今なお古い町並みをとどめており、名古屋の街並み保存地区として近年注目されているエリアを歩いてきた。
町屋を改装したフランス焼き菓子屋さん。フランスで修行した女性パティシエが作る本物の味を堪能することができるらしい。
とある路地にて。
右のお宅の玄関がなんだか艶めかしさ全開でついつい立ち止まってしまった。
ここの少し北側に芸妓の置屋があったそうで、ここももしかしたら・・
それにしても一体築何年くらいなのだろうか。
とうに耐用年数を超えているんじゃなかろうかといらぬ心配をしてみる。
こちらはパザパというカフェ。
「落ち着く隠れ家的な喫茶店」と食べログで紹介されていた。確かに隠れ家感半端ない。
アンティーク雑貨屋さん「月のののうさ」
残念なことに2014年11月に閉店となってしまったようだ。2015年春に新店舗へ移転するらしい。
土蔵が並ぶ光景
さて、そろそろ四間道散策もクライマックスを迎える。
むしろここからがメインと言っても過言ではない。
石垣に建つ土蔵。個人的にはここの見どころは町屋よりこっちのほうだと思う。
こちらの蔵はレストランとなっている。さすがに入ってみたい衝動に駆られたが、この後予定が詰まっているので泣く泣くスルー。
ガラス館。
お洒落なカフェ、雑貨屋、そしてガラス館。完全に女性向けの街だということにこのあたりで気づく。
古い町並みが好きな男性諸氏なら楽しいだろうが、ここはどちらかというと彼女に連れられてデートで訪れる場所だと理解。
土蔵が並ぶ光景は、堀川の水運を利用しようとした商家が川沿いに家を建て、母屋の裏手に土蔵をこしらえたことに起因する。
町並み自体は1740年頃に形成されたわけで、かれこれ300年近く変化がないというのもよくよく考えたら凄い話である。
北側から南方向を眺める。
この道幅が約7m。はかったわけではないがだいたいそれぐれいに見えなくもない。
土蔵によく見られるなまこ壁。静岡の松崎が有名だが、倉敷美観地区など結構あちこちで見られる。
何のお店かわからなけど、これだけぱっと見たら要塞か何かにしか見えない。。
名駅から近いことに加え、そんなに広くないのでちょっとした散策に最適な名古屋、四間道。
名古屋城や名古屋港水族館もいいけど、こういうこじんまりしたところで歴史を感じるのもまた乙なものでいいと思う。
[訪問日:2013年8月11日]
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