翌日も朝からよく晴れていた。
間違いなく猛暑日になるだろう。しっかり朝食べておかなければ。
朝は部屋食でなく、離れの食堂で。
大変美味しゅうございました。
館内を散策
それではお待ちかね。
館内の散策へと洒落込みませう。
古市遊郭にまつわる写真が飾ってあった。
次回、その古市について書くのでここでは解説は入れないけど、昔の麻吉とかどれも貴重な写真ばかり。
三重の地酒コーナー。
渡り廊下。(先の朝食会場は、渡った先の階上になる)
この渡り廊下から望む玄関方面が素晴らしい。
インスタ映え必至ですよ皆さん!
5階には過去にここへ来た有名人、芸能人のサインがずらり!
館内を歩くとわかるんだけど、ホントに忍者屋敷かってぐらいすごい構造をしてる。
余談だけど、筆者は通っていた大学が山1個分、っていう立地だったのでキャンパスが“なんちゃって懸崖造り”だった。
入口が4階とか、1階がほぼ地下とかそういう環境で4年間過ごしたので、ここへ来たらちょっとしたデジャヴ感に襲われた。
なので、正直なところあまり違和感なく受け入れられた。
正面に見えるのは昔の靴箱だろう。
この上が6階。
階段がものすごく急な上に低い。
結構すごい方々も訪れたんですな。
内大臣って確か戦前だったよな。
ここは調理場かな。
そう言えば、宿泊客は予約すれば古くからの調度品や釜戸を収めた『蔵』を見学できるんですよ。
なぜか忘れていて見学できなかった。それだけが心残り。
赤い絨毯がなんとも艶めかしい。
なんかもう普通に部屋から花魁が出てきそうな雰囲気。
ここから先は関係者以外立入禁止。
引き返しませう。
お部屋
帰る間際のもので申し訳ないんですが、最後に泊まった部屋を。
玄関から突き当たりの部屋で、窓からは伊勢自動車道と伊勢市郊外の眺めが広がっていた。
もしかしたら一番眺望がいい部屋だったのかも、ってあとから気づいた。
江戸時代。お伊勢参りの精進落としで賑わった古市遊郭。
その栄華の名残を、200年以上もの時を超えて今に伝える『麻吉旅館』。
こんなすごい旅館が現代まで残っていることがすでに奇跡であると思う。
伊勢神宮に足を運ぶ際は、麻吉旅館への宿泊を是非とも検討してみてはいかがだろう。
麻吉旅館
三重県伊勢市中ノ町109
0596-22-4101
近鉄「五十鈴川駅」より徒歩15分。
伊勢自動車道「伊勢西IC」から1.2km
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