今でもキューポラのある街『高岡市金屋町』

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タイトルを見てピンときた人はきっと団塊世代か映画好きか昭和好きのどれかだろうと思う。

かつて鋳物の街として栄えた埼玉県川口市を舞台にした、吉永小百合の記念碑的代表作・・
を嫌でも想起させる風景に、300km近く離れた富山県の高岡市で出会ったので今日はそれを紹介したい。

高岡駅から歩いて15分ほどの場所にある金屋町。
400年の歴史を誇る、今でも現役の鋳物の街である。

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鋳物って何ぞ?

鋳物(いもの)とは・・

高温で溶かして液体にした金属を型に流し込んで冷やして固めたもの。

と言えばおわかりになるんでないかと。鉄のフライパンや急須なんかがそれです。

高岡銅器

高岡は銅を使った鋳物を作っており、高岡銅器と呼ばれる。そのシェア、なんと日本の銅器の95%という圧倒的生産量!

というわけで、その銅器を作っている鋳物タウンを見てきたのが今日の話。

加賀藩主、前田利長が高岡城を築いたときに7人の鋳物師(いもじ)を旧砺波郡の金屋というところから呼び寄せたのが金屋町のはじまり。1611年のことだと言う。(なんか7人の侍みたいだな…)

鋳物師町

千本格子の町家が並ぶこの金屋町、2012年12月に国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定されてるんだけど、カテゴリーが国内唯一となる『鋳物師町』。オンリーワン、鋳物師町。OK。

資料館っぽいところでパシャリ。

今回は特に見学してないので建物うんぬんの話はありませんが、主屋、中庭、土蔵、作業場を備えた家が多いそうな。要は奥に長いわけ。

金屋緑地公園

全体的にこぎれいでしゅっとまとまってる印象の金屋町。人が少なくて歩きやすかったのが印象的だった。

観光地ではなくいわゆる職人さんの街なので、飲食店とかみやげ屋とかそういうの期待して行くとガッカリするのでご注意を。

この石畳、ただの石畳かと思ったら銅片が敷き込まれているというからさすがは銅の街。

石畳があると落ち着いたえぇ感じの雰囲気が出るのでやっぱりいいですね。私は好きですよ、石畳。

江戸時代から続く割には古臭い感じがなく、比較的コンパクトな町並み。
伝統的建造物も、意匠的にそこまで目を引くような類のものではない。

ローアングルで一枚。

保存地区は、車通り(昭和通り)を挟んで両サイドにあるようなので反対側にも行ってみる。

キューポラのある街

昭和通りの北側に来ると、テイストの違う建物がぽつぽつ残っていてこっちのほうがやや見ごたえがある。

そのまま進んで行くと、「旧南部鋳造所」の跡地があり、金屋町のハイライトとも言える現存する唯一のキューポラが現れる。

大正13年に建設され、平成12年まで稼働していたというキューポラと煙突が遺っている。

最初、てっきり煙突のことをキューポラって言うのかと思ったら厳密には違うようで、キューポラとは溶解炉のことを指すらしい。

かつては金屋町にもたくさんキューポラがあったそうだが、すべて壊されてしまい現存するのはこれだけ。

ちなみに、川口市にもわずかながら鋳物工場とキューポラが残っているそうな。こっちも機会があればいつか行ってみたい。

そう言えば・・

高岡には日本三大大仏の「高岡大仏」があるんだけど、実はこれ、紛うことなき高岡銅器だったというのを今知った。

2012年8月撮影

高岡大仏は日本一のイケメン大仏という異名を持つ大仏さんなので、高岡に行った際は是非至近距離でガン見してみてください(笑)

[訪問日:2017年11月3日]



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