薩摩藩最大の外城として、国内でも屈指の武家屋敷群が残る鹿児島県の出水麓。
引き続き町並みをぶらぶら。
山崎馬場通りと竪馬場通りの間にある諏訪馬場通り(目の前右から左)。保存地区の中央を南北にぶち抜いている。
実際に歩くとよくわかるんだけど、屋敷が通りより一段高くなっていて、これは洪水のときに水害に遭わないための工夫なんだそう。
石垣にしても生垣にしても碁盤目状の街路にしても、すべてが防衛や防災につながっている・・そう考えると色々すごいし色々深い。
再び竪馬場通りへ戻ってきた。
野村邸、だったかな・・
ご覧の通り、竪馬場通りはかなり道幅が広い。
こっちが諏訪馬場通り。比べたら違いがわかる。
屋敷が一段高くなっていると言ったのはこういうこと。
麓(武家屋敷群)が丘陵地につくられたというのは、保存地区の端へ来るとよくわかる。基本、坂道になっているからだ。
日本一のお地蔵さん
西側にある「鬼坂」を下ると、そこには八坂神社がある。
そして、何やらこんなことが書かれている。
日本一のお地蔵さま・・だと?
それがこれ。
一刀彫(一枚の岩から切り出した)の地蔵では大きさが日本一なんだそう。台座まで含めるとその高さ、なんと4.15m!!
※アングルのせいで小さく見えますが実際でかいです
うーん、なんかすごいご利益がありそうだ・・
トータルで1時間15分ほどと、予定してた時間で散策を終えることができた。思いのほか広かったので、公開武家屋敷の見学までしたら最低2時間は必要だったと思う。
あと、ここには観光牛車もあるのでせっかくなら乗られることをオススメしたい。25分かけて一周(1km)まわってくれるそうな。牛歩だから遅いけど…
江戸時代にタイムスリップしたような美しい町並みが残る出水麓武家屋敷群。
ゆっくりと、歴史散歩を楽しまれてみては。
[訪問日:2018年1月4日]
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