新宝光さんの内部見学会。
最後は二階の奥。
太鼓橋を渡って二階の奥へ
選ばれし者しか足を踏み入れてはいけない聖域・・
いよいよ、意を決して太鼓橋を渡るときが来た。
この太鼓橋はWeb上でも見たことがある、新宝光さんのシンボル的存在。
まさか自分の足でここを歩く日が来るなんて・・涙で足元が見えない(泣)
見るからにこっちのほうが上等そうな雰囲気を受ける。
おそらく格の高い遊女が使っていた部屋だったのでは。
ミニ灯籠が置いてあった。可愛い。
トイレを拝見。
えっ・・何このホラー映画のワンシーンを見てるような。
めっちゃ怖い。
まず床からして板張りじゃないのね。
これはすごいなぁ。
遊女に手を引かれながらここを歩いた旦那衆の気持ちを慮ってみる。
控え目に言って最高すぎる…。
う、羨ましい((p(*>ω<*)q))
現代に遊郭があったら、男女の恋愛観も今とは多少は違うものになってたのかな。
少なくとも、今ほどギスギスしたものにはなってなかったんじゃないかな、なんてことをちょっと思ったりする。
今がダメとか昔がよかったとかじゃないけど、遊郭という文化が世の中へ与えた影響を思うとき、今の世に足りないものがそこにはあったんじゃないのかな、とどうしてもそんなことを考えてしまう。
ま、現役時代を知らないのでほぼほぼイメージでしかありませんけど。
個人的には遊郭があった時代に生を受けたかった。
ただそれだけの話。
こちらは今でもまだ旅館として使えそうなほどキレイなお部屋。
最後まで興奮しっ放しだった新宝光さん内部見学会。
“人の縁”の素晴らしさを身に染みて感じた冬の日。
新宝光のおばあちゃん、お母さん、当日は大人数にも関わらず快く案内していただきありがとうございました。
また、メンバーの皆さんにもこの場を借りて改めて・・当日はお世話になりました。
このあと移転前の旧吾妻遊廓と、先日書いた豊橋駅界隈を皆で散策してお開き。
これからも大事にしたいと思う、素晴らしいご縁を褒美に帰路についた。
昔は日常茶飯事だった長距離運転も
200km超ともなると久しぶりだったせいもあってさすがにちょっとくたびれた。
でもそんな疲れも吹っ飛ぶぐらいいい一日だった。
完
※新宝光さんは2024年の年明け頃に残念ながら解体されてしまいました
[訪問日:2019年2月吉日]
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