とある離島の港町…的山大島『神浦地区』の町並み

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日本一島の数が多い県をご存知だろうか。

2位が鹿児島で「605」、実にその1.5倍以上の「971」と言う圧倒的な数でトップに君臨するのが長崎県である。

今回は、そんな長崎のとある離島の話をしようと思う。

 

平戸港からフェリーで45分。
「的山大島」という島へ向かった。

普通の人が普通に読むと「まとやまおおしま」

ところがどっこい、読み方は・・

 

「あづちおおしま」

 

これ知ったとき
人間不信ならぬ日本語不信になりそうになりました(´-`)

※一応由来はちゃんとあるので興味ある方はぐぐってみてください

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その的山大島へ

まず、どんな島なのかざっくりと説明すると

 

  • 花粉症がない
  • 室町時代は遣明船の寄港地だった
  • 江戸時代は捕鯨で栄えた
  • 断崖絶壁や棚田などダイナミックな景観が人気

 

はい、花粉症の方!朗報ですよ!
スギが全体の2%、本土からの飛来もほとんどなく「避粉ツアー」をやってるほど有名な避粉地なんですって!

ただ、今回やって来た目的はそれではなく江戸時代の捕鯨と関係があるのでその話を少しずつしていきましょう。

神浦地区

港から約20分。
島の南東にある「神浦(こうのうら)」と言う集落でバスを降りた。

他に観光客はおらず、バスの運ちゃんから親切に集落の歩き方を指南してもらった。
田舎のこういうところホント好き。

この神浦地区は2008年に種別「港町」で伝建地区(重要伝統的建造物群保存地区)に選定されている。

というわけで、まずはその町並みを眺めてみようと思う。

江戸中期から昭和初期あたりにかけて建てられた伝統的な木造建築が細い道を挟んで立ち並ぶ。

ここを一言で説明すると概ねこんな風になると思う。

商売っ気もなければ観光色も皆無。そこにあったのは今でも住民が普通に生活する日常風景だけ。

そして人がいない。

ここの建物には面白い小ネタがあって、年代を特定できるある特徴がある。
それが、庇を支える「腕木」。

これですね、腕木。

この形状で建築年代がある程度特定できるんです。(最初の案内板に書いてあります)
ちなみにこの形は「明治前期」。

古そうな町家には大抵付いてるので、是非腕木観察を散策の楽しみに加えていただければ。

 

リアルに軽1台分の道幅。いかにも昔ながらの漁村集落です、と言った趣きが良い。

一応空き家も保存されてるとは言え、路地全体から鄙びた感じがにじみ出ててなんだかとても心が安らぐ。(褒め言葉です)

いいとこだなー。

それにしても本当に人がいない…。

一体どういうことな・・

あっ!
第一村人発見!!

よかった・・ちゃんと人住んでたんだw

これも明治前期ですね。

ちなみにこれ、建築用語では「方杖(ほうづえ)」なんて呼び方もするそうで。
はい。とても勉強になりました。

路地が緩やかに曲がってるとついつい写真撮ってしまう。
この先が見えない感じがすごく好きで。

路地が細くて建物が近い。こういうときは縦構図も映える。

本当に飾りっ気のない町並み。素朴な生活ってこういうのを言うんだろうな。
いつかこんな暮らしをしてみたい。

憧れ。

(2ページ目へ続く)