温暖な気候で晴れの日が多い「晴れの国おかやま」。
もちろん雨が降ることだってあるはずだが、せめてここに行くときだけはどうか晴れてくれ・・
そんな祈りのひとつも捧げたくなる場所。
それが“町並み界のスーパースター”とも言うべき倉敷美観地区。
岡山はおろか、日本を代表する観光名所のひとつである。
祈りは届いた。
11年ぶりの倉敷美観地区は、晴れの国の本気が感じられるほど燦々と陽光が降り注ぐ暑い日だった。
書きたいことは多い。けど今さら何を書こう。
そんな風に思えるほど有名な場所ではあるが、別に飾ることもないのでいつも通り歴史なんか交えながら淡々と自分のペースで綴っていこうと思う。
倉敷美観地区の歴史
運河沿いにえぇ感じの古い蔵と、えぇ感じの柳の木がある、えぇ感じの観光スポット
たぶんここに来る大半の人がそんな認識を持っているのではなかろうかと思う。
じゃあその「えぇ感じの町並み」はどうやってできたのか。
答えは“舟運”である。
倉敷の起源は、倉敷川の舟運による備中米の集散地。江戸時代には幕府の直轄地となり、天領を統括する代官所まで置かれた。
その結果、一大商業地として発展し川沿いには豪商たちの蔵屋敷が立ち並んだ。
これが“倉敷”の地名の由来になったとも言われている。
これが現在の倉敷川。
柳の木と川舟が風情を出しまくる、倉敷を代表するあまりに有名な景観である。
川港の商家町として繁栄した時代の名残は美しい町並みとして現在まで残り、白壁の蔵は土産物屋や観光施設に改装されながらも今でも現役で使われている。
ただ、あまりに観光地化されすぎてこれだけ貴重な建物も正直言ってあまり有り難みを感じない…。
なんだかなぁ。
とは言え、これだけはやはり別格だろう。
倉敷のシンボルとも言える「大原美術館」。
倉敷紡績を興した大原家の二代目が建てた、私設では日本初の西洋美術館である。
この町並みは1979年に「商家町」で伝建地区(重要伝統的建造物群保存地区)に選定。美しい町並みは保存され、日本を代表する一大観光地へと進化を遂げた。
で、「倉敷美観地区」なんてえらい抽象的な俗称がついてるけど、ここの正式名称は『倉敷川畔伝統的建造物群保存地区』。
まぁ、長いから全然「美観地区」でいいと思うけどw
川舟だけじゃなく人力車もある美観地区。
まぁ、観光地では定番ですよね。浅草、京都、金沢なんかでも見かけますし。
江戸時代の米蔵を改装した「倉敷考古館」。美観地区を代表する建物で、中は名前の通り考古博物館。
あらゆるものがフォトジェニックすぎて写真撮るのが忙しい。
ここはミラーレスじゃなくて一眼レフでもよかったかなぁ。
もうちょっと人が少なかったら写真撮るのも楽だったけど、お盆休みだったしそこはもう仕方がないとしか。
ざっと倉敷川沿いの景色を眺めてきたけど、やっとこれで半分くらい。
見どころが多すぎて辛い…。
さ、もうひと頑張り!!
(本音:暑すぎていい加減休憩したくなってきた…)
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