つやま城東まち歩き。B’zゆかりの地・津山を歩く

岡山県
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岡山県の津山市と言えば、二年前に開催された凱旋ライブの熱狂が記憶に新しい、B’zのボーカル稲葉さんの故郷である。

また、同じく全国区のB級グルメ、「津山ホルモンうどん」があることでも知られる。

そして、知名度はぐんと下がるが、町並み界にも『城東』なる保存地区が津山城下にある。言わずもがな、この日の目当てがこれだった。

津山は、県下では岡山、倉敷に次ぐ第三の都市。さらに、中国道沿線では中心都市にもあたり、要するにこのエリアでは“都会”である。

駅前にはでかでかとB’zのアピール。うん、知ってた。

与太話だけど、中学時代の数学教師が稲葉さんと大学の同期で、授業中に思い出話を語ってくれたことがある。

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城東地区へ

津山駅から15分ぐらい歩いて、城東地区の入口にたどり着いた。
ここからさらに、町並みは東へ1.2kmほど続く。

2013年に「商家町」として重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)になった城東地区は、文字通り津山城の東側にある城下町である。

旧出雲街道沿いに形成された町人地がベースになっている。

湯郷温泉で予想外に歩かされてちょっとお疲れだったんですけどね。
この日はここを歩いたらあとはホテルにチェックインするだけだったので、最後のひと頑張りと行きましょうか。

江戸期を通じ、商家町として繁栄した城東地区。
吉井川の北岸に、川と並行するように町並みが伸びている。

そんな地理的要因から、明治以降も高瀬舟による物資の集積地として賑わうことに。

町家は概ね幕末から昭和初期に建てられたもので、厨子二階の平入りが基本となっている。

町並みの最たる特徴としては、このように隣り合う町家同士、庇の高さが揃っていることが挙げられる。

これは、町家の壁が街道の側溝ギリギリに建てられたことが理由で、壁の位置が揃ってるのに庇がバラバラなのは日本人の美的感覚的にアウトだったからじゃないかと思う。

知らんけど。

 

大正7年に医院として建てられたこの洋館は、現在は「河野美術館」として毎週末に公開されている。

ここを歩いている間、どうにもB’zが頭から離れず、時期的なものも重なって「いつかのメリークリスマス」をエンドレスで口ずさんでいた。

はたから見たらかなり怪しい人だったんじゃないかと思う。

右側の建物は酒造業を営んでいた「旧苅田家」。
ちょろっと煙突が見えてるけど、造り酒屋時代の建物群をほぼ完全に残している、保存地区内でも最大規模の町家だそうだ。

近年改修されたと見られる新しめの町家がある一方、こんな感じの手つかずのものもそれなりにある。

とにかく建物の数が多いので、写真撮るのも忙しい。
Wikipediaに

街道沿いの270棟の家屋のうち約160棟、すなわち6割以上という高密度で近世以降の伝統的建造物が現存する

と書いてあるのが現地に行ったことでよくわかった。

作州城東屋敷

こちらは、江戸時代の町家を復元した無料休憩所。整備され、1993年から今の使われ方をしている。

映画「男はつらいよ」の撮影で使われたこともあるそうだ。

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