白壁土蔵と鯉にふれ合う。城下町「飛騨古川」の情緒豊かな町並み

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天領だった歴史を持つ、飛騨古川のまちなみ。

素晴らしい町並みなのはこれまで見てきた通りなんだけど、いかんせん飛騨高山と白川郷のインパクトがでかすぎてあまり知られていない感が強い。

実際、3連休なのにほとんど人がいなかったし、それはそれで散策しやすいのでいいんだけど、できればもっとたくさんの人に知ってもらいたいな、と。

ちなみに、このあと向かった高山は「さんまち」に限って言えば人が多すぎて写真撮る気もおきなかった…。

という訳で、この記事を読まれた方には高山と古川はセットで回ることを厳命いたします(笑)

あ、ただし、ここの鯉たちは11月下旬から4月上旬までは越冬のため増島城跡の池に引っ越しをするのでご注意を。

 

瀬戸川沿いの一本南にあるのが「壱之町通り」。
最後にここをぶらぶらして散策を締めようと思う。

壱之町通りの入口にある「本光寺」。
飛騨地域で最も大きな木造建築だそうだ。

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飛騨の匠の話

ところで、「飛騨の匠」と言う言葉を聞いたことがあるかと思う。

飛鳥時代以降、奈良の都の造営に活躍した飛騨の木工職人たちの総称である。
飛騨国は木材の質がよく、山の木を使いやすい環境にあったため、古くから木工技術が高いことで知られていた。

創業240年の和ろうそく店

奈良時代に始まった租庸調制度では、都の築造のため、飛騨国に対しては木工職人の派遣を義務付けその見返りに税が免除されるという優遇措置が採られた。

都に徴用された職人たちは、日本最古の木造建築として知られる法隆寺をはじめ、薬師寺、興福寺、東大寺など今や世界遺産にもなっている建造物で高い技術力を示し、賞賛され、のちに「飛騨の匠」と呼ばれるようになったのである。

創業300年を超える蒲酒造場

この飛騨古川には、そんな「飛騨の匠」について学べる施設『飛騨の匠文化館』があるので興味があれば是非とも立ち寄っていただきたい。

ちなみに、建物も匠の技を受け継ぐ地元の大工さんによって釘を1本も使わずに建てられているとか。

 

いよいよ散策も終わろうかというところで突如現れた建物にものすごい衝撃を受けた。

何コレ!?

調べてみると、古川にある高級料理旅館「蕪水亭」が営む食事処『蕪水亭おはこ』、だそうで。

なんか、改装して今は『OHAKO』って名前になってるようです。
いつ頃の建物か、などはよくわからず。

近代建築を見てこれほどの衝撃を受けたのはずいぶん久しぶりだ。

さすがは飛騨の匠の里…。
最後まで一瞬たりとも気が抜けない。

蕎麦が名物で食事も可能だけど、カフェがメインっぽいですね。どうやら。
時間なかったので入れなかったけど、次回は是非入ってみたい。

泊まれるところもそれなりにあるので、あえて高山ではなく古川に宿を取る、って変化球なプランも悪くないかも。

とにかく、一度足を運んで瀬戸川沿いの魅力を是非とも肌で感じてほしい。

[訪問日:2019年9月15日]

 


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