料亭青柳の先には、こんな感じの細い路地が続いていた。
長崎市内って道が狭くて坂だらけだから、原付で移動する人がかなり多い。
え、こんなとこ入って来るの?って道も平気で走り抜ける。まぁ、歩いてらんないよね。実際。
で、料亭青柳の先から電車通りに抜けるまでの道を“オランダ坂”と呼ぶそうな。
長崎のオランダ坂と言えば東山手にある日本三大がっかり名所のひとつなんだけど、この手書きの案内板は「こっちのが先なんだぜ!」って仰ってる。
まぁ、別に真偽はどっちでもいいけど、こっちのは遊郭にちなんだ説になってるのが興味深い。
小路へと
検番の脇から緩やかな上り坂になった小路が伸びている。
梅園天神へと向かう道で、今現在もっとも遊郭時代の風情を色濃く残すエリアである。
久しぶりに『赤線跡を歩く2』を引っ張り出してみたら、これとほぼ同じアングルの写真が載ってた。
奥に立つこれも。
だいぶ手を加えられてる感があるけど、まだ残ってた。よかった。
ここの雰囲気が抜群だった。
かつては芸妓がそぞろ歩いたんでしょうな。想像だけでカステラ3本いけそうw
もう少し上ったところから振り返る。
うーん、最高だ。
鳥居の前のこちらの建物も素晴らしい。
梅園天神は元禄13年(1700)創建の歴史ある神社で、正しくは「梅園身代り天満宮」と言う。
昔から“身代わり天神”と親しまれていて、丸山の遊女たちも自分の生活に苦労がないことを願ってここを参拝したそうだ。
次が最後。最後はもうひとつの「寄合町」へ!
(3ページ目へ続く)
コメント
料亭青柳の社長、山口広助さんが地元アイドル?チンドンのリーダーと、長崎県のレアな場所を散策する「ヒロスケの長崎歴史散歩」の最新シリーズが、先日から放送されています。J:COMの旅チャンネルで。番組の冒頭に「鳥居の前」の素敵な建物もチラリと出ます。以前からこの建物はどこにあるのか気になっていたので、分かって良かったです。この番組、チンドンも知らなかったことばかり出てきて、ヒロスケさんて本当にすごいです。ロシア人と交流が深かった「レストランボルガのお栄さん」に、最近興味を持ちました。
>街歩きの達人山口広助が、地層のように積み重なった長崎の歴史を紐解く散策番組.
なかなか面白そうですね!
鳥居の前は説明ないとどこかわかんないですよね・・お役に立ててよかったです^^
『濹東綺譚』読了後、「玉の井」の地名ででこちらのブログに辿り着き、楽しく拝読しております。
以前、寄合町にアパートを借りて暮らしていたのですが、その頃は寄合町本通りに「山頭温泉」という銭湯がありました。「山の頭」ですね。2016年に解体されたそうです。
いつもありがとうございます。
はい、銭湯があったことは丸山に行く前から知ってましたが、「山頭」という名でしたか。まさに遊郭の名残りですね。
濹東綺譚を読まれたのであれば、是非滝田ゆうの『寺島町奇譚』も読んでみてください。