大阪五新地の歩き方 [今里・松島・滝井・信太山編]

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最後は信太山新地。
場所はこちら。

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信太山新地

初見だとなかなか読めない。「しのだやま」と読む。
大阪五新地の中ではここだけが異常に離れていて、天王寺から阪和線に揺られること約30分。堺市を越えて和泉市に入る。目的地はそこにある。

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駅舎のプレハブ感が、ここが大阪であることを忘れさせる。
何ということか。関西はおろか全国から猛者たちが集まる性都の玄関口がこんな粗末な造りでいいのだろうか。

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信太山新地の歴史はいたって単純明快。ここには陸自の施設があるのだ。
これだけで色街が形成される条件になり得るが、さらに古い話では、熊野街道(阪和線沿いを走る府道30号線)の禊の地として遊里が発展したという説。かつては八坂新地と呼ばれていたらしい。

戦後は赤線に移行し、売防法施行後に今の業態になったであろう信太山が飛田や松島と違うのは、料亭ではなく旅館であるという点。

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駅の南側、府道30号を左折。このままてくてく天王寺方面に戻り、5分も歩けば信太山新地に到着する。
しかし付近を見渡しても、どっからどう見ても普通の住宅街が広がっていてホントにこんなところに新地があるのだろうかとにわかに不安になってくる。

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ファミリーマートを過ぎ、右側に焼肉屋があればそのあたりを左に曲がる。この府道と線路沿いに囲まれたエリアこそが信太山新地であり、狭い区域に旅館が密集した、文字通り付近とは一線を画した「異界」が眼前に現れる。

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信太山は大阪市内から遠い割に人気が高い。
それは、若くて可愛い子が多いことと昼間から営業していること。そしてもうひとつ。
基本料金が15分7.5kと非常にリーズナブルなのだ。実に飛田の3分の2というお手軽さ。

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“旅館街”の風景。
ただし、その安さにも一応訳があって、ここは置屋形式を取っているためおばちゃんに好みを伝えてあとは運次第ということになる。
とは言え、「若い子」と言えば普通に20代前半の子が来たりするのであまり心配する必要はない。

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新地内部には『白瀧八大龍王』と記された神社がある。歴史的背景や新地との関連性はよくわからないが、おそらく何かしらの関係は間違いなくあろうと思う。

オモシロイのは、「いい姫に当たるようにあがる前にご祈願する神社」という都市伝説がネット上でまことしやかに流布されてる点である。やっぱ男って馬鹿だよな(笑)

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まぁ、置屋形式だから気持ちはわからなくもない。

ちなみに置屋のことをここでは「スタンド」と呼ぶそうで、実際スタンドと書かれた居酒屋風の店がいくつか見られるのでたぶんそれがそうだと思う。
基本的に属するスタンドが違うと接点はないという話を聞いた。

飛田や松島のような大正時代にタイムスリップしたような風情もなければ、妓楼やカフェー建築など高度な意匠の建物があったりすることもない。
一見普通の民家のような佇まいで、住宅街にちょこちょこ居酒屋がある程度の街に見える信太山新地。

短い滞在時間であったが、ずいぶん印象に残る街であった。

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