坊勢島の集落を歩いていて気がつくのが、家々が比較的新しいことである。
若い漁師も多いそうだ。本業が好調なので皆島に家を建てるのだろう。
高齢化や過疎化が深刻な離島において、この島はその真逆を地で行くような姿を我々に見せてくれる。
これは驚嘆に値する。
坂の上り下りが大変とは言え、毎日こんな景色が見れる生活はちょっと羨ましい。
慣れたら何も感じなくなるのかな‥。
坊勢小学校の先で路地は北へ進路を変え、奈座港方面へ滑り落ちてゆく。
ひたすらこんな景色が楽しめるのだ。
島旅はまさに国内旅行の醍醐味、そして一度はまると抜け出せない沼である。
離島と言えば、往々にしてボロボロの木造家屋が密集して立ち並ぶものの空き家も多く、全体的に鄙びている。そういうイメージであるしそれはもちろん正しいと思う。
ただし、家島諸島(家島&坊勢島)にそういう要素を求めてやって来ると悉く期待を裏切られることが行くとわかる。
ここまで密集していなければ、さながらバブル期に丘陵地を切り開いた坂の多いニュータウンのような雰囲気である。
島の東部に差し掛かったあたりで振り返る。
奈座港付近が周囲に比べて低くなっており、ちょうどすり鉢状になっていることが見て取れる。
同じ場所から。焦点距離50mmで。
もう少し高い場所から。
遠目で見ると家々の密集度合いが手にとるようにわかる。
家だけじゃなく魚も・・密ですよ、密!!
えっと。これはカレイですかね?
島の北東側。この島、真面目に入り江ごとに漁港がある‥。
素晴らしい路地裏風景を堪能したところで、新鮮な海の幸を…ってなるところだけど、悲しいかなこの日も夕食付きで旅館に泊まる予定だったので昼飯はなし。
というか、旅館やホテルで朝飯ガッツリ食べた日はだいたい夜まで腹減らないのよね。。
身近な離島。
播磨灘に浮かぶ家島諸島。
姫路からわずか30分で離島タイムと新鮮な海の幸が味わえる家島と坊勢島。
さぁ、今こそ最高の島旅に出かけよう。
[訪問日:2020年2月9日]
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