そう言えば肝心なことを忘れていた。
真鍋島は「猫の島」ではなかったか。
と言うのを、岩坪集落から海沿いの道に下りてきたところで思い出した。
あ!第一島猫発見!!
だが、あまり人馴れしておらず近寄ったら逃げてしまった。
どことなく子猫っぽいし、、まぁ仕方ないか。
しかし思ったより猫が少ないな。こんなもんなのか?
海沿いのメインストリート。もっとわらわらいるのをイメージしてたのだがここにもいない。
うーん・・どうしたもんか。
猫より建物に目が行ってしまう今日この頃・・
真鍋島の建物、総じてレベルがお高め。
公園を過ぎ、いよいよ本浦の集落、その中心部へと差し掛かった。
ちょうど漁港の目の前あたりだった。
おった!!!!
猫島本領発揮
あぁ?
目を開いたと思ったら、鋭い眼光をこちらに向けて来た。昼寝の邪魔されて機嫌が悪いのか、控えめに見積もってもこれはもう臨戦モードである。
いや、ちょっとこの時点で嫌な予感はしていた…。
そして、猫氏と仲良くなろうと手を伸ばした瞬間・・
ブンッ
ボゴォ!!
猫パンチ炸裂!!!
「ッ痛!」
痛てぇ・・おまえ・・・
いい右持ってんじゃねぇか・・・
猫と触れ合うつもりで来たのに、なぜ奇襲されなければならないのか。まったく意味がわからなかった。
って言うか引っかかれたところうっすら出血しとるし。。
すぐそばにベンチがあった。とりあえず座って冷静に考えよう。
ここはひとつ作戦会議と行こうじゃないか。
だが、どうやら作戦などは必要なかったようだ。
どこからともなく猫が集まってきた。もとい、群がってきた。
完全なる捲土重来である。
いい意味で人馴れしすぎていて、いくら触っても微動だにしない。
これが猫島の本気か。
挙句の果てには上に乗ってくるヤツまで。
違うよ。君の定位置はたぶんそこじゃない。
ビール飲みながら野球中継を見る日曜のお父さん
この子はモデルさんかな。ポーズに気品が漂っている。
うおー!めっちゃおる!!
テンションアガるわ!!
真鍋島は、噂に違わず“猫の島”だった。
数もさることながら、一匹を除いてものすごくフレンドリーだった。
さて。とりあえず目的は果たしたので満足した。
ここにいたら貴重な時間がどんどん溶けていってしまう。
先へ進もう。
(3ページ目へ続く)
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