もうひとつの蔵の街・栃木市「嘉右衛門町」

栃木県
この記事は約2分で読めます。

商家町として、江戸時代からの歴史を持つ栃木市の嘉右衛門町。引き続き町並みを見ていきましょう。

13

岩崎肥料店。ホーロー看板が素敵すぎる。
これは最近よく見る“後付け”ではなさそう。

14

平澤商事。今で言う商社みたいなものでしょうかね。

15

長江商店。雨戸がいい風合い。
ヤマトののぼり旗が妙にマッチしてるなぁ。

16

落合荒物店。「荒物」とはほうき、ちりとり、かごなど大きめの日用雑貨のこと。
たぶん(見た目の)つくりが粗雑、荒っぽいってところから来たんでしょう。

ちなみに小さい日曜雑貨は小間物という。

17

田中家住宅。見世蔵は昭和4年だそうな。

18

かうえもんちょう。改めて言葉にして発してみると、およそ現代にはそぐわないなんともいかめしい響きを宿している。

試しにAndroidの音声認識にその言葉をぶつけて見ると、ちゃんと栃木市の地名だと認識してくれた。
すごいなGoogle先生・・・

19

元肥料商だったという田中家住宅にもホーロー看板が取り付けられていた。

20

保存地区も残り3分の1ぐらい、というところに庚申塔が立っていた。
明治以降は迷信扱いされた庚申信仰。この町が江戸時代から続いている証拠であろう。

21

そろそろ終わりかな、と思った頃にとっておきのものが待っていた。
それはこの古い石柱、じゃなくて・・・

スポンサーリンク

油伝味噌

23

江戸時代、天明年間創業という油伝(あぶでん)味噌。元々は油問屋だったらしく、途中から味噌屋に転業したとか。

現在も当時の土蔵が残り、傍らでは味噌田楽の御食事処を営まれている。

22

これがその当時の蔵。明治18年建築だそうな。神々しいまでに白く輝いて・・いや白飛びしてるだけだろ(笑)

24

服装のせいで暑かったけど、ぽかぽか日和で散策にはもってこいの陽気だった。
にも関わらず、観光客が皆無だったのはまだあまり世に知られていないせいだろうか。

栃木と言えば、多くの人が日光や那須高原、宇都宮へと足を運ぶ。
南部にしても、やはりアウトレットとラーメンの佐野が強く、よくて足利学校やフラワーパークのある足利。意図して栃木市を訪れる人はかなりマニアックな部類に入ると思う。

行ったことのない場所を探している方、古い町並みが好きな方、是非栃木市への訪問を検討してみてはいかがだろうか。

[訪問日:2016年2月14日]


コメント

  1. maru より:

    ここは素晴らしいね。
    我々は岡田記念館だけで1時間も鑑賞していました、、、
    とくに、昔ながらの床屋跡がいい感じでね。

    また、行きたくなりました。

    • machii.narufumi より:

      ホントいいところでした。床屋さん、中入れるみたいですね。今度栃木行く機会があれば岡田記念館入ってきます。

タイトルとURLをコピーしました