坂と石畳の宿場町 木曽路『馬籠宿』は絵になるまち

岐阜県
この記事は約3分で読めます。

木曽路最後の宿場、馬籠宿。旧街道の宿場ってやっぱこうだよね、という美しい町並みを引き続き。

予定ではここは前の日に来るはずだったんだけど、確か奈良井宿で予想以上に時間をくってしまって来れなかったんだっけな、ってのを思い出した。そうだ、だから朝早いんだ。

まぁ、おかげで人も少なくて歩きやすかったんだけども。ここを出る頃には団体のせいでかなり混沌とした状態になっていたから結果的によかった。なんせ裏通りにフェードアウトしたぐらいだから。

それにしても、坂と石畳のせいでどこを切り取っても絵になる。見るのも楽しいけど写真撮るのがそれ以上に楽しい。

これなら馬籠で泊まるのもアリだったかな。あまり迷った記憶がないんだよなぁ。なんで妻籠にしたんだっけ。
まいっか。

これでだいたい4分の3ぐらい。

スポンサーリンク

清水屋資料館

清水屋資料館。藤村の作品『嵐』に出て来る「森さん」(藤村と親交が深かった原一平さん)の家。藤村の書簡や写真も展示してあるんだそう。

馬籠宿はその地形から「上」「下」という安直なエリア分けがされるらしいけど、風情だけ見たら「下」のほうが「上」。というか高校野球の5回コールドレベルで圧勝だと思う。

カフェ。その名も「土蔵」w

スポンサーリンク

水車小屋

馬籠宿のシンボル的存在である水車小屋。

「馬籠ミニ発電所」の名がついているのは、小屋の照明やライトアップ照明を水力発電で賄っているからだとか。今ここに循環型社会のモデルを見た気がする。

そして、そこから撮るこのアングルが、「THE・馬籠宿」とも言える色んなとこでよく見かける構図。

水車小屋の前が枡形になっていて、勾配がキツイと言ったのはまさにここのこと。
これでいて直角に折れ曲がってるんだから、攻め込むのは容易ではない。これぞ自然を活かした要塞。

ちなみに階段のほうが江戸時代の道で、坂道のほうは明治時代に改修されたもの。

下を見る。いい斜度だなぁ。冬は普通にスキーができそう(笑)

そしてここから見る恵那山が実にいい。

せっかくなので枡形を下からパノラマで撮してみました。空が飛んでますが気にしないでください。(クリックで拡大します)

枡形を下った先がゴール。ここが「下入口」。
ここは上からスタートすると戻るのが億劫になる。なんせひたすら坂だから。

嘆いても始まらないので渋々戻りましょう。

島崎藤村ゆかりの地、木曽路・馬籠宿。

宿場情緒を色濃く残す坂道は、好天にも恵まれ歩くのが本当に楽しい町並みだった。
できれば妻籠宿とセットで訪れ、江戸時代の旅人になったつもりでニ宿間を歩いてみることをお勧めしたい。

[訪問日:2016年6月2日]


コメント

タイトルとURLをコピーしました