胸熱な妓楼建築が残る大津市の柴屋町遊郭跡を頑張って歩いた話

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浜大津駅からほど近い、大津市長等に残る柴屋町遊郭跡。絶賛体調不良の昼下がり、気合いと根性で乗り切った(乗り切れてないけど)まち歩き後編。

またしても細い路地が通りに向けて口を開けていた。両サイドにそびえ立つ木造建築の存在で、ここがただならぬ路地であることはすぐに理解できた。

無造作に置かれたビニールプールからは、あまりにも場違いな空気感が漂っている。

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風情満天の路地

かなり大柄な建物のオンパレード。おそらく妓楼だったのだろう。ただ全部が全部とは言えないような物的証拠も残されていた。

ふたつほど、料理店の鑑札を見かけた。
純粋な花街ではなかったことを考えると、もしかしたら貸座敷に芸妓と料理を手配するような遊び方がここではあったのかもしれない。

この絶妙な鉤型の路地の風情がたまらない。これを見るだけでもはるばる大津まで来る価値があると思える雰囲気である。

地図を見てみたら、この細い路地の形はカタカナの「ヨ」の字のそれと同じであることがわかった。
遊里の典型と言えば「コ」で、その実「ヨ」は結構珍しい。

もう少し散策を続ける。というのも、一応ここに来た目的でもある、目当ての建物にまだ出会えていないのだ。

そのうちのひとつがこれ。丸窓を持つ、実にわかりやすい遺構。すっかり年老いてはいるものの、放たれるオーラからは慣熟とも言える貫禄が漂う。

いや、“完熟”の間違いか。

そして、その隣でひときわ異彩を放つ建物が本日の目的物である。くたびれ具合が半端じゃなかったのでなくなっていることも少しは覚悟していたが、まだご存命だったことに安堵。

側面を見ると、壁の木材が見るも無残な姿をさらしていた。下には、どう見てもドブ川にしか見えない水路が流れている。

かつてはこの流れが廓と外界とを分かつ結界の役割を果たしていたのかもしれない。

ディテールに目を凝らせば、それこそ目も当てられないような惨状を次々と目の当たりにすることに。

ちなみに、上記遺構たちの間の細い路地が、前頁で紹介したカフェー調の空洞につながっているという素敵仕様。ネタバレしちゃったんで楽しさもワクワク感も半減ですね。

いよいよ体調面で限界が近づいてきたので大津散策はここまで。戻る途中で琺瑯看板を見かけたのでパシャリ。

7回に渡って書いてきた滋賀編は今回で終了。
次回は久々に古都を訪問します。乞うご期待。

[訪問日:2016年7月29日]

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コメント

  1. maru より:

    体調不良でバイクで帰宅ですか?
    ご自愛ください。