歓楽色濃いめ。鳥取・皆生温泉の温泉街を歩く

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鳥取県米子市にある皆生(かいけ)温泉。
言わずと知れた、山陰地方を代表する名湯である。

日本海に面した風光明媚なロケーション

県内で最も集客力の高い温泉街であり、温泉好きを自認する筆者としてもいつかは入湯したいと思っていた温泉街でもある。

泉質を見たら塩化物泉だったので、とりあえずひとっ風呂浴びてから温泉街を散策することにした。冬だけど。(塩化物泉は保温効果抜群で湯冷めがしにくい)

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山陰屈指の歓楽温泉街

そもそもが名湯である皆生温泉ではあるが、もうひとつ、その名を有名にしているものがある。
それがもうひとつの名湯、「皆生特殊浴場」に他ならない。(後述)

温泉街のスナック群。

ここの開湯は明治時代と新しく、それから街区をはじめ計画的なまちづくりが行われた。
市街地から近いこともあり、あっという間に人気温泉街にのし上がった皆生温泉には、当然のように芸者が必要となり、かつては70人ほどが在籍していたと言う。

『全国女性街ガイド(昭和30年)』にそのあたりのくだりが紹介されている。

美保関を前にした夜見ヶ浜の白砂青松。芸者は甲乙合わせて置屋十三軒に七十二名。甲というのは安来節など歌う宴会芸術家群。乙とは転び族、転ぶといっても、顔はよし、歌はうまし。それで泊りが千八百二十円。風光は絶佳である上に、妓は全部心美しい。

「転ぶ」と言うのはいわゆる枕営業で、まぁ要するに事実上の娼妓のことである。

電柱には「新開」の文字があった。

なおも歩いて行くと、射的場とアダルトショップが併設した昭和遺産がお出迎え。そうそう、こういうの見たかったんだよ。

街区が整然としていて、歴史が浅いせいで古色蒼然とした温泉宿なんて皆無、むしろ大型ホテルばかりという皆生温泉。

なんだ味気ないなぁ、と思っていた矢先だったので感動もひとしお。

見た目ひどいけど、一応つぶれてはいない…ように見える。昼間はやってないよなさすがに。

秘宝館をほうふつとさせる右側は17時から営業らしい。

正面が日本海。道幅も広く整然としているのがおわかりいただけるだろうか。
どこか哀愁が漂ううらぶれた風情には出会えなかったけど、こういう温泉街も悪くない。

全体的に小ぎれいさが漂う温泉街にも、旅館以外では昭和を感じさせるものがちょこちょこあった。

そろそろ“もうひとつの名湯”の話をすると、普通浴場(旅館やホテル)が海ベタに集中している一方で、特殊浴場は温泉街の東のほうに固まっている。

2017年5月現在で9店舗。7月には1つ増えるようである。

それにしても・・温泉街の中に人目をはばかることもなく特殊浴場が密集している場所なんて他にあるだろうか。さすがにこれにはちょっと面食らった。

土産物屋が多いわけでもないし、温泉宿にやってきたファミリーが“そぞろ歩きしたくない温泉街”と言うのも素直に頷ける話である。
下手したらカップルにさえ敬遠されるでしょ。

一応、歓楽温泉街からの脱却を図ろうとしているみたいだけど・・前途多難だねこりゃ。

今後どうなってくのか。楽しみにしておきましょう。

[訪問日:2016年12月23日]

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