大阪の堺に一風変わったレトロ商店街がある。
その名は「綾之町東商店街」。
今日は、この商店街を紹介しよう。
堺には大阪唯一の路面電車、「阪堺電車」が走る。
市民の身近な足。地域密着という言葉が相応しい路面電車を筆者は愛してやまない。
その阪堺電車に乗って、「綾ノ町」という駅で降りた。
本日の目的地はここからすぐのところにある。
綾之町東商店街
府道に面して口を開けた、カラフルな商店街。これが「綾之町東商店街」である。
早速中に入ってみよう。
完全無欠の昭和アーケード。ただただそんな言葉がしっくり来る。
この商店街がいつからここにあるのか。どんな歴史を紡いできたのか。
色々と気になる。
線路が・・
さて、それではネタバレしよう。
これで“一風変わった”と言った意味がおわかりだろうか。
えええぇ!!
なんと!!!
商店街の中を電車が走ってる!!!
ちょっと待って・・・・何これ・・すごい。
さすがに商店街をぶった切って電車を通すなんて離れ業は考えにくい。
歴史的にも商店街のほうがあとからできたんじゃないかと思うけど、軌道をまたいじゃえ、って発想が斜め上すぎる。
ちょっと引いて撮す。
これで商店街の様子がよくわかるのでは。
色々衝撃を受けながら線路を渡る。
南北に続く綾之町東商店街。線路は4分の1ぐらいのところを通っており、すなわち北側のほうが長い。
全体的に営業してるお店は少なそうだったけど、それでもこっち側は何軒かあった。
お肉屋さんとか。
漬物屋さんとか。
雑貨屋さんも開いてたっけ。
こうして見ると色々レトロさが半端ない。特に照明とか。
そして、明らかに照度が足りておらず昼間なのに薄暗かった。
(写真は結構盛ってます)
そんな中、唯一明るさと活気に包まれていたのが北側の端っこにあった八百屋さん。
色とりどりのフルーツが食欲をそそります。美味そう。
店主と自転車で来てた近所のおっちゃんが談笑する光景。
これが商店街だよなぁと思いつつ。あまりにも心がほっこりした。
意味はないけどモノクロ調で。
さて、名残惜しいけどそろそろお暇しよう。
営業中の天ぷら屋さん。
時が止まったリアカー。本来の役目に使われることは、きっともう・・
いつまでも続いてほしいと思いながら。
今度来ることがあれば、何か買って帰りたい。
そんな綾之町東商店街。
今日も路面電車は、人々の人生を運んでいく。
レトロ商店街を横切りながら。
[訪問日:2017年6月24日]
コメント
こんにちは。ひょんな事からこちらのブログを拝見させていただきました。今日まさに北角の八百屋さんと酒井のお肉屋さんで買い物しました。私が子供の頃はおもちゃ屋さんやお惣菜屋さんなどが軒を連ねており、活気のある商店街でした。途中の踏切には安全の為の係員の駐在所もありました。懐かしいです。
ご覧いただきありがとうございます。昔ながらの商店街が、今でも地元の方の台所として機能している話を聞くとやっぱり嬉しいですね。
あの踏切に係員がいらしたんですか。それは驚きでした。