商店街を見に春日野道にやって来たと言えば、わかる人にはとうにネタバレしているであろう。
最後に歩いたのは予想通り『大安亭(おおやすてい)市場』である。
この妙にポップなアーケード商店街の存在を知ったのはもう二年ぐらい前になろうか。
ほとんど思いつきで元町から春日野道まで約3kmの道のりを運動がてらナイトウォークしたことがあり、そのときたまたま前を通って佇まいに衝撃を受けたのが最初の出会いだった。
※二年間結果を出せなかったのはただの怠惰である
ここはとにかく活気がすごい
行く前から噂には聞いていたが、ここはとにかく活気がすごい。
見ての通り、古いのである。どう見ても古いのである。
歴史は後述するとして、このクラスの古い商店街と言えばすでに終末感が漂っているのが定番。そんな大方の期待を鼻をほじりながらあざ笑うかのごとく今でも元気なのである。
そして圧倒的な店舗数と売り場面積。そして品揃え。
地元の高齢者ばかりかと思いきや、若者も普通に買い物している光景にはさすがに戦慄するしかなかった。
活気自体は神戸の台所「東山商店街」といい勝負、いやあるいは凌駕してるかもしれぬ。
それぐらいのハイレベルと言っていい。
神戸の商店街では紛れもなくツートップだと思う。
この大安亭市場。春日野道駅から西へ500mほどと、実は地味に駅前ではないのである。
もちろん三宮からはもっと遠い。1.5kmはあるので歩いたら最低20分はかかるだろう。
数々のハンデを跳ね除け、涼しい顔をしながらいとも簡単に人を集めているのである。
別にこの日がイベントでたまたま混んでいたわけではない。これが平常運転なのだ。
ちなみに、さっきから写真に通行人があまり写っていないように見えるのは、わざわざ人が少ないタイミングを狙って撮っているからである。
まさかこんな古い商店街で、そんな労力を強いられることになるとは思わなかった。
恐るべし大安亭市場。
この賑わいはどうであろう。
ジャンルも多彩でこれほど繁盛していれば、もし自宅の近くにここがあったらと想像してみる。
絶対メインの買い物はここになるだろう。
筆者はこれまでに住んできた場所で、家の近所にこういう商店街があったということが一度もない。
買い物はスーパーで、という習慣が染み付いているからこそこんなアーケードに憧れるもかもしれない。
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コメント
商店街の食材、激ウマですよ😊
路地裏マスターが言うんなら間違いありませんね(・∀・)