“元”神戸一の繁華街、新開地から湊川エリアを重点的に歩いた3月某日。
この日の目当ては今はなき『ミナイチ』だった。
なんとか閉店前に来れたことに安堵したのも束の間、ミナイチの奥にまだとんでもないキラーコンテンツが隠されていてさらなる衝撃を受けた。
紹介しよう。神戸の台所、「東山商店街」である。
旧ミナイチビルの目の前から始まる東山商店街。
端的に説明すると、「古きよき昭和の活気あふれる商店街」を今も地で行く奇跡のような場所なのである。
大阪の台所「黒門市場」。京都の台所「錦市場」。
そして神戸の台所「東山商店街」。
京阪神台所シリーズの一角を担う極めて重要な商店街なのだ。
商店街は300mちょっとぐらいの長さ。南側から入ったものの、活気に圧倒されてなかなかシャッターが切りにくくそのまま北側へ抜けてしまった。
よし、一旦仕切り直そう。深呼吸。深呼吸。
その前に、右手に見えた「マルシン」と言うのが気になったので少しのぞいてみたところ、東山商店街に負けず劣らずキレッキレのレトロっぷりを発揮する商店街だった。
満を持して『東山商店街』
いや、活気と言うのは少し言い過ぎたかもしれない。
時間は17時半。ぼちぼち閉店かな、と言う店も見られそこまで人手が多かったわけでもない。
なんだろう、今もバリバリ地元民の生活を支える現役商店街なゆえか、観光気分で写真を撮ることにあまり寛容ではない空気感だったのかな、と。
まぁ、感覚的なものだし一個人の見解なんであまり気になさらず。
別に怒られたわけじゃないのでたぶん大丈夫です。
途中にあった広場の屋根がまた泣けてくるほど素晴らしい。
日曜は近所のご老人たちがのど自慢大会でもやってそうななんともゆるい空間が広がっている。
まるで信号機のような配色のアーケードがまた渋い。
当時はかなりオシャレだったんだろうけど、一回りして今でもオシャレと感じる不思議。そんな令和マジック。
実はこれでも人が少ないほうらしく、本来の東山商店街は基本買い物客でごった返してるそう。
さすがは台所・・侮れない。
シアンの次はマゼンタ・・
「色の三原色」狙ってんのかな・・w
この日は予定なかったのでスルーしたけど、今度来るときはどこかで食事したいな。
食べ歩きでもいいけどせっかくなら絶滅危惧種的な古い店に入りたい。
神戸にはもうひとつ、「大安亭市場」という今も賑わいを見せる昭和アーケードがあるけど、古めかしさでは東山商店街のほうが群を抜いていると思う。
賑わいは失われたけどまだ頑張ってる系では長田の「丸五市場」とか垂水の「廉売市場」とか、とにかく神戸には古い商店街が多くて見どころに尽きない。
※垂水廉売市場は再開発で2023年に解体されました
筆者自身、関西に来る前は元町や北野エリアをそのまま神戸のイメージだと思っていたフシがあって、こっちに来ていい意味で期待を裏切られてますます神戸が好きになった。
距離が近くなった反動で西ばかり目が行ってあまり近畿圏(特に京阪神)を歩けてなかったけど、今年入ってからぼちぼち近場に意識が向いて歩けるようにもなってきたので・・
更新追いつけるようにガンバリマス(白目)
だって本業がアホみたいに忙しいんだもん…
[訪問日:2019年3月16日]
コメント