名古屋最強のパワースポット”はどこかと問えば、人はこう答える。「熱田神宮である」と。
それはきっと万人に刷り込まれた潜在意識に近いものだろう。
だがしかし。
熱田神宮の目と鼻の先に、本家神宮を凌駕する激渋パワースポットが存在する。
その名も『神宮小路』。
長年行きたくてしょうがなかったその場所にやっと、やっと行くことができた。
道順を説明するまでもなく、名鉄「神宮前駅」の西口を出ると神宮小路は目の前にある。
隣接するレンガ調の建物は、1階が「ヘブンズドア」なるバー、2階が「ロアール」というカフェ。
なんだけど・・
この建物をようく観察してごらん。
なんかある!!
我ながらよう見つけたな・・と思ったけども。
気になる方は現地でご確認ください。
いざ、神宮小路へ
いよいよ念願の神宮小路に足を踏み入れた。
わかっちゃいたけど・・たまらんな、こりゃ。
どんだけ「而今」推したいんだろう・・店主は三重人か。
十四代や黒龍が完全に脇役扱いで、なかなか痛快だった。
小路内は、古い以外は健全な飲み屋街という印象。
あらゆる点で完全に時が止まっていた。
そう言えば、読み方って「じんぐうこうじ」でいいんだろうか。実は「じんぐうこみち」でしたとかって可能性もちょっと否定できないよな。
まぁどっちでもいいけど。
で、この神宮小路。できたのは戦後で、熱田神宮の境内や参道で営業していた屋台を移転統合する感じで成立したそうな。
なんだか新橋駅前ビルに似てるなぁ。あっちは闇市だけど。
折り目正しくぴしっと・・
って違う!これ折るもんじゃない!!
まったく何やってんだよもう・・
ってわけで、昭和20年代ってとこでしょうか。
ざっと見積もっても70年ぐらい経ってるわけですな。
この雰囲気も納得だ。
それにしても、その時代の飲み屋街でここまでしっかり原型をとどめてるのはある意味で驚き以外の何物でもない。
一見してやってるのかやってないのかわからないような店もちらほらあったけど、全体的にはまだ需要があるってことなのかな。それなりに。
こちらの中華料理屋「えん楽」さんはバリバリの現役。
『名古屋行き最終列車』なるローカルドラマでも使われたお店で、昼どきなどは普通に混雑するそうな。
ここに行列ができるとか想像しただけで胸アツだなぁ。
この店、機会があれば入ってみたい。
神宮小路は結構小さい。あっという間に反対側へ。
反対側から。正面に見えるのは神宮前の駅ビル。
奥のほうにもこんな激渋物件があって見逃せない。
すごい・・なんて壮絶な光景なんだ。
まさに最強のパワースポット。
熱田神宮なんて行ってる場合じゃないよ。まず神宮小路を見ろと言いたい。
時代を感じさせる獅子舞お断りプレート。
昔は獅子舞を踊って祝儀を要求するタチの悪い人がいたんですな。
ちょっとだけ想像してみたけど、来客にウキウキしながら玄関出たら獅子舞が立ってるわけですよね?
めちゃくちゃブルーな気分になるだろ、それ…。
うーん、何度見ても素晴らしい。
これだけレベルの高い場所にはなかなかお目にかかれない。
猫アングルで一枚。
掲載したい写真がまだまだあるのでもう少しお付き合いください。
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