豪商と牛と城下町。松阪で歴史散歩を楽しもう

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松阪市は「松阪牛」だけではない。
その歴史は、戦国時代に築かれた松坂城にはじまる。城下町として発展し、今も城跡や武家屋敷が残るまちなみは、是非「牛」とセットで見てほしい風情がある。

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御城番屋敷

松坂城跡の足元にある御城番屋敷(ごじょうばんやしき)。
江戸末期、城の警護のために移り住んだ紀州藩士が暮らした武家屋敷である。

現在も、住居としてほぼ当時のまま使われている。槇垣と石畳が織りなす雰囲気は、まさに江戸時代そのものを思わせる風情をたたえている。

その中で、一軒だけ内部を公開している屋敷がある。

屋敷は東側に10戸、西側に9戸あり、今も子孫の方々に維持管理されている。
そのうち13戸が借家として貸し出されているという。

公開されているものは、市が借り受けて内部を復元整備したもので平成2年より一般公開されている。

縁側に座って楽しそうにおしゃべりするカップル。

※偶然写っただけです。盗撮ではありません(震え声)

規範や礼節を重んじる武士らしく、屋敷内部からは質朴な印象を受ける。
ここで何もせずに1週間過ごしたら煩悩もきれいさっぱり消えそうな気がする。

中は無料で公開されている。
松阪へ行った際は是非立ち寄ってみてつかあさい。

そう言えば受付のおばちゃんに松阪牛について色々尋ねたんだけど、建物よりそっちのほうが印象に残ってるな。ダメじゃん。

さて、せっかくなので松坂城跡も見て行きましょう。
ちなみに城は「松阪」ではなく「松坂」。

現在は石垣が残り、本丸、天守台、二の丸などが「跡」となって保存整備されている。

城跡から御城番屋敷を見下ろすとこんな感じ。
右側の手前が一般公開されている屋敷。

松阪商人の話

松阪は交通の要衝だったため、宿場町、商業町としても繁栄した歴史がある。
そして、松阪から出た商人(伊勢商人)は江戸で大成功をおさめ、大坂商人、近江商人とともに日本三大商人としてよく知られている。

その豪商たちが暮らした邸宅が、本町、魚町あたりに多くあり、今も昔日の風情を若干ながらとどめている。

三井家発祥地

あの三井財閥のルーツも松阪にあった。なお非公開。

松阪商人の館

旧小津清左衛門家住宅が「松阪商人の館」として一般公開されている。
入館料は200円。

小津家は江戸時代の慶応(1653)2年に紙店を開業。
江戸にも出店し、明治以降は紡績会社や郵船会社等にも参画。銀行や紡績所も設立するなどの大成功を収めた。

関東大震災と金融恐慌で経営悪化したものの、現在でも小津グループとして存続している。

はい、全部初めて知った事実です(´▽`*)アハハ

ちなみに発祥となった紙店は、和紙の専門店『小津和紙』として今も日本橋(東京のほうね)にあるそうな。

Wikipediaに小津グループの企業一覧が載ってたんだけど、知ってる会社がひとつもなかった…。

ホント無知な子ですいません。

ただ、伊勢商人がルーツとなった企業ともなれば、さすがにそうそうたるビッグネームが並ぶ。

イオン、伊藤ハム、岡三証券、東洋紡、百五銀行、三井、三越・・

筆者が東京にいた頃よくお世話になってたスーパーの「ライフ」も、伊勢商人が起源だそうな。

伊勢商人は「伊勢乞食」と呼ばれるほどお金にうるさい気質だったとよくディスられてるんだけど、本当のところはどうだったんだろうか。

近江商人は本物の人格者だと思ったけど、色んな商人がいるわけだし、別にそういう商人がいてもいいんじゃないかと個人的には思うわけですが。

館内の解説まったくできなかったので、興味ある方は現地に足を運んでみてつかあさい。

現場からは以上です!

松阪牛の話

もちろんランチは松阪牛を頂いてきたわけなんですが、この日はちょっとリーズナブルなお店で。4千円ぐらいだったかな?

ちなみに松阪には「和田金」「牛銀」「三松」という松阪牛の三大老舗があります。
10年以上前にランチで「三松」に入ったことがあるんですが、ステーキセットで9千円ぐらいだった記憶が。

あとこれは与太話で、名古屋から国道23号線を南下してくると、

「和田金!」「牛銀!」「三松!」

「和田金!!」「牛銀!!」「三松!!」

「和田金!!!」「牛銀!!!」「三松!!!」

って畳み掛けるように看板が出てきて「どんだけアピールしたいねん!」「どんだけ競ってんねん!」ってなって面白い。

当時の話なんですが、あれってまだあるのかな。

そんなところで松阪編を終わろうと思います。

お後がよろしいようで。

[訪問日:2017年7月16日]


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