見どころが多すぎて、気がつけば3ページ目突入の龍野城下町散策。
いよいよ最終章。もう少しだけお付き合いください。
天然記念物の片しぼ竹が見れる梅玉旅館。
筆頭家老の屋敷だった建物だそうで、漂う貫禄がすごい。
旧町名を表す街区表示板が渋く、興趣に尽きない。
龍野公園
そしてようやくたどり着いた龍野公園。
花見、紅葉の名所であり、ちょっとシュールな小動物園があったりと市民憩いの広い公園。それが龍野公園。
歌碑の横には等身大の三木露風像。意外と背が低い。
龍野公園には聚遠亭という日本庭園がある。
ここ、紅葉シーズンに来るとライトアップしてるんですが、本場京都に負けないぐらいの幻想的な美しさ、なのに人が全然いない!・・と色んな意味で衝撃だったので是非行ってみてください。
詳細は拙夜景サイトにてご確認あれ。
聚遠亭の先にあるのが土蔵が続く武家屋敷通り。
龍野藩主、脇坂家の屋敷が無料で公開されている。
そしてこちらが龍野城。
白壁の通りを抜けた先にあるのが
6歳のときに両親が離婚し、祖父の家に引き取られた露風にとって母親との思い出が詰まった大切な場所だったそうだ。
赤とんぼの歌詞は、そんな露風の幼少時の思い出に龍野の里山風景を重ねて紡ぎ出された作品。
強烈な郷愁を感じるのにはやはり理由があったのだ・・深い。
そろそろ播磨の小京都、龍野散策もクライマックス。
カネヰ醤油、大正ロマン館のあるこのあたりが最も風情ある一角であり、最も龍野らしい一角。
そしてそこには驚くべきものが・・!
なんと!醤油の自販機が!!!
さすが醤油のまちたつの・・
缶コーヒーを買うノリで醤油も買えてしまうのだ。しかももろみまで売ってる。
ぐうの音も出ない。
いやぁ、夏の盛りにも関わらずよう歩いたわい。
しかし龍野城下町はすごいところだった。
ここ重伝建でもおかしくないよ?と思ったけど、実際登録への動きもあるそうで。
選定されて知名度が上がって、多くの人にこのまちを見てもらいなぁ。
そんなことを思った『播磨の小京都』、たつの。
【2019年10月追記】
令和元年10月18日、「たつの市龍野」が晴れて重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。おめでとうございます!
– 夕焼け小焼けの赤とんぼ –
郷愁に彩られたメロディを口ずさみながら、童謡のふるさとに別れを告げた。
自分用のお土産に買った、揖保乃糸を携えながら。
[訪問日:2017年7月30日]
コメント
これはすごいですねー。
この規模でこれだけの建物が残っていることに驚きです。
しかも江戸、明治に建てられたものばかりではなく、昭和初期の建物が混じっているのが良い。
住民の皆さんは大変な事もあるとは思うけど、ぜひ残していって欲しいですね。
えぇ・・ここはホントすごかったです!(3ページもの長編になったのがその証拠です)
最近、古い町並みでも高齢化問題や空き家問題がよく聞かれますので、本当に、大変だとは思いますが頑張って残していってほしいですよね。