世界遺産『石見銀山』でレトロな大森の町並みを歩こう

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昨年6月、島根県の石見銀山(いわみぎんざん)が世界遺産登録10週年を迎えた。
その2ヶ月後。
世界遺産になる直前に行って以来という、個人的にもちょうど10年ぶりの再訪だった。

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石見銀山とは

室町時代に発見され、16~17世紀にかけて最盛期を迎えた銀山。
その当時、世界の銀産出量の実に3分の1という圧倒的な量を占めた日本の銀、そのほとんどが石見産だったと言う。

当時の坑道や関連遺跡が良好に残っていることや、東西の経済・文化交流をもたらしたことなどが評価されて世界文化遺産に登録された。

そんなわけで、久しぶりにやって来た石見銀山。
今回の目的は、銀で栄えた大森地区の町並みをじっくり眺めることである。

正面に見えるのは代官所跡、こと石見銀山資料館。

10年前。当時は世界遺産めぐりにはまっており、ここへ来たのもそれが動機だった。
登録されそう、と言う噂を聞き、それならば人が増える前に行っておこう、と。

雨が激しく降る中、誰もいない町並みを歩いて「間歩:まぶ」と呼ばれる坑道を見学したのも今となってはいい思い出。

さて、それでは散策スタート。

大森の町並み

江戸時代の武家屋敷や商家、町家など歴史的建造物が多く残る大森地区は、1987年に「鉱山町」のカテゴリーで重要伝統的建造物群保存地区に登録されている。

熊谷家住宅

まず絶対に見ておきたいのがこの「熊谷家住宅」。1800年の大火後に再建された建物で、大森地区最大の商家建築。

熊谷家は、鉱山業のほか酒造業も営みながら、代官所の御用達などを務めた地区内でも最も有力な商家のひとつだったと言う。

大火後の1801年に建てられた熊谷家住宅は、土蔵など増築を重ねて明治元年に完成。
その変遷が屋敷構えに現れているのでなかなかに興味深い。

熊谷家住宅は平成13~17年の復元工事を経て、一般公開は18年から行われているとのこと。

酒造業時代の展示物

江戸時代末の姿に復元された台所

とまぁ、とにかく広く見応え十分な熊谷家住宅。ここは是非抑えてほしいところ。

少し歩くと、面白い建物がある。

創業大正末期という、理容室アラタ。

アールヌーボー調の椅子がそのまま残っている洒落た店内。
「全国理容遺産」認定第一号という、すごいのかどうかよくわからない称号を持っている。

当時、実際に使用された道具がそのまま残っている貴重な空間は必見。

石見銀山のまちなみは大きく3つの地区に分かれており、手前から「代官所ゾーン」、「武家・町屋ゾーン」、そして「銀山ゾーン」となっている。

町並みを見るなら手前ふたつでOKで、これだけで片道1kmほど。
間歩(坑道)を見たければそこからもう2kmほど歩かなければいけないので結構大変。

当時そんなに歩いた記憶ないんだけどなぁ・・

今いるのが最初の代官所ゾーン。熊谷家住宅や理容室アラタがあるのもここ。

武家・町屋ゾーンとの境目にある観世音寺から、大森の町並みが一望できる。
この地方の特産品である赤い石州瓦の屋根が連なる壮観な眺め。

自販機も重伝建テイスト。これ、保存地区ではたまに見かける。

というわけで、代官所ゾーンはここまで。

(2ページ目へ続く)

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