さらばミナイチ!神戸からまたひとつ昭和遺産が姿を消した

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神戸が誇る下町エリアの中心的存在とも言える、湊川界隈。
湊川駅の目と鼻の先に、「ミナイチ」という市場がある。

いや、“あった”というほうが正しいかもしれない。

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神戸初の公設市場

ミナイチは、1918(大正7)年に開業した、市内初の公設市場「湊川公設市場」が前身。

戦災に遭い、戦後は「湊川市場」として再スタート。そして1970(昭和45)年、市営住宅と商業施設を兼ねた10階建てのビルに移り、地下、地上1~2階が「ミナイチ」となった。

で、先月そのミナイチを見に行ってきた。

のっけから八百屋がレトロすぎてヤバい。釣り銭入れのかごがさも当たり前かのようにぶら下がってます。

まず、地下から見学することに。嗚呼、昭和40年代ってこんな感じだったよね・・って当時まだ生まれてない奴が感慨深げにつぶやく。

前身から数えたら101年。ミナイチになってから49年。

施設の老朽化と市営住宅の廃止にともない、ビルの解体が決定。そして、ミナイチも長き歴史に終止符が打たれることが決まった。

すでにほとんどの店舗が営業を終了してた

最終営業日が3月31日と聞いて、年が明けた頃から行こう行こうと思ってたのにずっと忙しくて結局直前になってしまった。

ご覧の通り、地下はすでにシャッター通り。。

それどころか、こらこら、ここ関係者以外入っちゃダメだよ!とか言われかねない雰囲気。何このアウェー感。すげぇ気まずい。

案内板が渋すぎて身がよじれそうになった。

閉店セールの・・夢の跡。漂う哀愁がすごい。

まだ営業してる店も。

昭和45年、オープン当初は冷暖房、エスカレーター、エレベータなどを備えた当時としては最先端の市場だったとか。

小売店だけじゃなく、飲食店や喫茶店も入っていたミナイチは、小さいながらも現在のショッピングモールの走りと言われてたんだそう。

「神戸の台所」と呼ばれ、多くの人で賑わっていた・・そんな時代があったんですねぇ(しみじみ)

常連さんだろうか。魚を買いに来てたおっちゃんがいた。

洋食・中華 明石軒は営業中。神戸なのに明石??

手書きのメニュー。達筆ですなぁ。

定食屋ありまさん。
こちらはもうずいぶん前から閉店してたご様子。

味気ないガラスケースに並んだディスプレイ・・これぞ後世に残したい昭和遺産。

何やらミナイチには、「ミーナ」という公式キャラクターまでいたらしい。これってゆるキャラの走りなんじゃ・・

1階は、八百屋を筆頭に営業中のお店が多かった。
ので、写真は割愛。

最終日、3月31日には常連客も詰めかけ、店主らとともに別れを惜しんだと神戸新聞に掲載されていた。

跡地には、14階建てのマンションが建つそうだ。
寂しいね。

49年間、お疲れさまでした。
さよなら、ミナイチ。

[訪問日:2019年3月16日]


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