リアル昭和30年代の町並み 富士吉田『月江寺エリア』

山梨県
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月江寺通りにぶつかったところで目に飛び込んでくるのがこちらの「旧角田医院」。

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大正時代の高級料亭

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大正末期に建てられた高級料亭で、戦時中に廃業したそうだ。終戦後、1986年まで文字通り診療所として使われたが移転、その後は家族の住居となるも現在は別のところに引っ越してこちらは保存しているとのこと。

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なるほど、どうりでぱっと見料亭っぽいと思った。現役だった頃はこのあたりは深夜まで人が絶えることがなかったそうですが今じゃ信じられません。

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月江寺商店街は後にとっておくことにして、もうちょっと散策してみようと月江寺方面へ。

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すると喫茶富士なるまた渋い喫茶店があった。外観からして完全に富士山をイメージしていることが見て取れる。

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月江寺の池を右に曲がり、しばらく進むと第一小学校の近くに突如廃墟が現れて思わず絶句。

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たぶん民家だと思うけど、ほったらかし温泉もビックリのほったらかされっぷりである。土に還るまで放置され続けるんじゃないかとちょっと心配になってくる。

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家財道具もそのまま残ってるし、色々大丈夫なんだろうか。。

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その廃墟の前には床屋さん。こちらは現役のようでした。

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その先には放射状に道が伸びる六叉路。角には年季の入ったふとん屋さんがありましたが、廃業している模様。

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そしてこのあたりからなぜか猫氏が増えてくる件。完全に人様を馬鹿にしてる顔ですが、かわいいので許す。

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さらにもう一匹。飼い猫なのかな。江の島みたいに捨て猫が繁殖・・とかじゃなければいいんですがね。ここじゃ餌に困るだろうから。

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小室浅間神社の前を経由して国道139号線へ。小室浅間神社は、毎年9月19日に流鏑馬神事が行われることで有名な神社。

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すでに国道沿いからしてレトロ感全開で思わず唸り声が出そうになった。時が止まったままとはまさにこのこと。

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おもむろに細い路地を西へ折れると前方に見えてくるのが・・

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富士吉田ユースホステル。昭和11年完成で、31年からユースとして利用されているそう。恐ろしく年季が入っている。確かに見た目は昭和の下宿屋以外の何物でもない。

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そしてこのレトロ感がウケてインバウンドかなりの割合を占めているそうです。うん、まぁ日本人はそもそも富士吉田で宿を取るってあまりないだろうしね。たぶん河口湖の温泉宿行きますよね。

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ちなみに二階の部屋は富士山が見えるそうで。外国人旅行者に人気の理由はそれか!

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そんなに古い建物なら一度泊まってみたいけど、どうもユースホステルって苦手なんですよね。一度だけ道後温泉で利用したことあるけど、あの『共同生活』みたいな雰囲気がどうも。

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ユースホステルの横にはこれまたパンチの効いた酒場の残骸が。往時はさぞかしユースの宿泊客にご愛顧されたことでしょうね。

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