福原や新開地にもほど近い湊川エリアは、今も昭和が色濃く残る神戸の中でも最も面白いエリアのひとつだと思う。
前を通るたびに気になってはいたものの、いつでも行けるからまた今度にしよ・・の近場あるあるトラップでなかなか行けなかったのが「ミナエンタウン」。
湊川公園の真下にぽっかりと口を開け、まるでダンジョンの入口のような雰囲気を醸し出している。
それが本日の目的地、「ミナエン商店街」である。
どうだろう、これで“前を通るたびに気になってた”の理由がおわかりいただけたかと思う。
ミナエン商店街
中に入るや否や、昭和46年に開館した名画座、「パルシネマしんこうえん」。
一日二本立てで今でも絶賛営業中。
ちなみにこれ書いてる今日時点の作品は「E.T.」と「ジョーズ」。
どっちも不朽の名作や・・
先へ進むと、むき出しの蛍光灯が琴線に触れまくる昭和感全開の光景が広がる。
観光でしか神戸に来たことがない人は、きっとメリケンパークやハーバーランド、北野異人館街あたりが神戸のイメージだと思いこんでいることと思う。
申し訳ないけど、実はあんなのは観光客向けの外面でしかなくて、こういう景色こそが本当の神戸だとここでしっかり念をおしておきたい。
「BE KOBE」に乗っかってインスタ映えとかやってる場合じゃないんですよ、ホント。
で、このミナエン商店街。ここの真上には1971年に建てられた分譲マンション、湊川公園ビルがあって、元々は住民のために作られたものだったのではないかと思っている。
まぁ、呑み屋やスナックばかりでお世辞にも商店街と呼べるような代物ではないんだけど、昔は違ったんでしょうかね。
そこはともかくとして、雰囲気がとにかく最高すぎる。
“ミナエン”の意味が一向にわからなかったんだけど、きっと「ミナトガワエンターテインメント」に間違いない。たった今確信した。
※っていうか、普通にミナトガワコウエンなんでしょうけどね・・
それにしても、こんな昼間からよく営業してるもんだなぁ、とちょっとだけ感心しながら歩いて行くと・・
商店街のどん突きに、レトロ界隈では有名な純喫茶「光線」がひときわ存在感を放っていた。
その姿、昭和の刑事ドラマで怪しい取引現場に使われてそうな雰囲気でしかない。
来る前は入ろうと思ってたんだけどな。いやぁ・・パス1で!
※ちゃんと後日珈琲飲みに行ってきました
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コメント
わき道純喫茶の2018年4月の記事に、この喫茶店が紹介されていますよ。
拝見しました。恥ずかしながらこちらのブログは存じ上げておりませんでした。。