存続の危機と聞いて。神戸の最強お洒落スポット『有楽名店街』へ行ってきた

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※「有楽名店街」は惜しまれながら2023年9月末で閉鎖しました。

去る4月末。

神戸市内のレトロ商店街を1日かけてじっくり回ろうと思い立ち、急遽神戸へと向かった。
三宮駅でゲットした「垂水・舞子1dayチケット」を握りしめ、手始めに阪神元町駅で下車した。

元町と言えば、中華街をはじめ、メリケンパークや旧居留地など「A面の神戸」の玄関口となっているまさに神戸の顔と言うべき場所である。

が、うちがそんなところを歩くようなブログでないことは皆さん百も承知のはず。
改札を出て、階段を上らずに右手に折れる。

すると、何やら地下道が先へ伸びている。

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有楽名店街

その先がこの日の目的地『有楽名店街』である。

この佇まい…。
入口の時点で期待値が臨界点を振り切れるのは不可避。

まさか元町駅の地下にこんな手つかずの昭和が残っていたとは…。

この名店街。1947年に「阪神メトロ街」として開業。
1959(昭和34)年に今の名前に改称。

つまり、出来たのは戦後すぐ。
名前が変わってからも60年という息の長い飲み屋街である。

駅の東口と西口をつなぐ約120mに30店舗ほどのスナックや飲食店が絶賛営業中。
現役なのが奇跡でしかない佇まいでありながら、いまだにこれだけの店舗があるのだからただもうすごいとしか言いようがない。

えええぇ

※どうやらママチャリも通行可能なようです。

 

ところがこの有楽名店街、実は今、というか結構前から存続の危機に揺れている。

貸主の阪神電鉄さん(関西人は「阪神“電車”」と呼びますが、いまだにこの呼び方に慣れない)が、防災上危ないからという理由で

2016年3月に閉鎖する

と宣告。(2014年のことです)

モトコーと同じですな。

そこから両者の攻防が始まり、訴訟問題にまで発展。

 

しのぎを削ったあの攻防戦 今なお続くここは最前線♪

 

お店や客の願いは明確かつ一貫してて

「昭和の風情が残るレトロな街を存続させて」

もうね、200%同感ですよ。

 

戦いの歴史が刻まれた新聞記事の数々

火災になったら危ないのはわかるけど、じゃあ壊そう、じゃなくてこの雰囲気を残しつつなんとかしようとそっちの方向で真剣に議論してほしい。

こういう場所は貴重なんだから。

ましてや神戸の、しかも元町にあることに意味がある。貴重なんです、ホントに。

というわけで、この記事を読んだそこのあなた。

是非現地に足を運んでお店に入ってSNSなんやらで紹介してください。
おなしゃす!

 

これとかだってもう文化遺産レベルでしょう。

こんなインスタ映えする写真だって撮れちゃう。

そしてほら、駅直結。この真後ろが改札。
呑んだらそのまま帰れる。これ重要。

正直、戦局は厳しいかな、と思う部分もあるけれど、とにかく1日でも長く存続してほしいと・・

そう願う今日この頃です。

[訪問日:2019年4月27日]


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