昭和の香りを色濃く残す、味わい深い町並みが残る富士吉田の月江寺エリア。
6年前、不覚にも見落としたその場所にやっと来ることができた。
ある人はこれを“妓楼”と言ふ。真偽はわからぬ。
だが、そんなことはどっちだっていい。
まだあったこと、その事実だけで十分だった。
その“元”寿司屋の先で、西裏通りに出た。
はて・・?
しばし付近を探すこと、ようやく見つけた。
新世界乾杯通り
言わば、今回の本当の目的だったのがこの『新世界乾杯通り』。
かつては「新世界通り」と言い、寂れまくったその路地を蘇らせるプロジェクトによって、2016年に名前とともに生まれ変わった・・
あった!ここにあったのか!!
三階建て&円窓・・これを探してたんだよ!
で、実はネタバレすると、さっきの寿司屋の裏側だったというオチ(笑)
探していたものを探し歩いてようやく見つけたときの達成感と高揚感。
これこそまち歩きの醍醐味で、これだけは何年やってもまったく変わらない。
で、その先の路地で一番見たかったエリアに足を踏み入れる。
すごい・・ゾクゾクが止まらない。
この新世界乾杯通り、侮るなかれ公式サイトまである。
イタリアン、ラーメン、ショットバー、居酒屋など全7店舗で構成されているようだ。
よくぞここを再生してくれた・・お店のオーナー達にはスタンディングオベーションしたいぐらい感謝の思いを伝えたい。
今度は夜に来たいな。酒飲みに。
なかなか泊まりで来る機会なんてなさそうだけど、いつの日か!
壁面に可愛いらしい人魚が描かれたフォーエバーさん。(なお廃墟)
新世界乾杯通りは鉤型の路地になっていた。なんだか昔の宿場町みたいだなw
で、見たかったものは全部見れたのでこのへんで切り上げることにした。
前回から再確認したかったものも特になかったので。
それより歩き回ってお腹がすいた。
その足で吉田うどんを食べに行き、クルマを停めて何気なく目についた建物が・・
何これすごい!!
カメラの性能上、これ以上ズームに出来なかったのが心苦しい。。
富楽時(ふらっと)と言うコミュニティセンターの前にあるので是非見に行ってやってください。
吉田うどんもずいぶん久しぶりに食べた。
舌だけはすっかり関西人になってしまったので、醤油ベースのだしがなんだかとても懐かしかった。
この日訪れたのは桜井うどんさん。
吉田うどんのお店は基本昼過ぎには閉店するところが多いので、お気をつけて。
[訪問日:2019年8月13日]
コメント
どん!じゃなくてガーンでした。本日2023年4月16日にこの場所を訪問しましたが、更地になっておりました。アポロは無事でしたが、旧日昇旅館がなくなった以上、油断できません。どうしても諦めきれず、何か痕跡がないだろうかと更地をウロウロして、もしかしたら旅館の時に使っていたかもしれない、皿のかけらやキリンビール?の名前入りガラスコップのかけら。お風呂場のタイルと黄色い外壁の小さい塊を拾いました。
何ということでしょう…。
さすがにショックを隠しきれません。
調べてみたところ、1月末頃に解体されたようです。
しかしはるばる行ったのに残念でしたね。
心中お察ししますm(__)m
ついでですが。月江寺駅より一つ手前の下吉田駅で下車したのですが、その駅はなんと電鐘式踏切を使用していました。今のようにカンカンという電子音ではなく、カチンカチンといった懐かしい音がします。これぞ昭和ど真ん中だと思いました。残って欲しい!
下吉田。駅のすぐそばの踏切ですね。
昔そこの線路から写真撮った記憶があります。
電車来なかったので警報機の音は聞かなかったですが…。
次回行くことがあれば音を聞きに行ってみます。