海南市の遊里 東新地を訪ねて

和歌山県
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西新地から、大通りを東へと歩く。
やがて通りは線路の手前でほぼ直角に折れ、海南駅へといたる。

曲がらずにそのまま真っ直ぐ進み、線路を越えたあたりに目的の「東新地」はあった。

日方川に架かるあずまばし。
これがいわゆる思案橋だったのだろう。

住所で言うと山崎町2丁目あたり。
明らかに西新地とは雰囲気を異にしていた。

ほとんどただの住宅街じゃないか・・

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カラオケレモン

ホントにこんなところに色街があったのかよ・・

なんて思い始めたところで出会った素敵物件。
どっからどう見ても廃業していたが、元カラオケのようだ。

うむ。これはなかなか・・

※その後解体されました。現存セズ。

18才以上の方
女店員募集

楽しいひとゝきを

 

あまりにも昭和すぎる(* ̄∇ ̄*)

中が気になったけど、もし見れるとしたらそれはきっとこの建物が壊されるときだろうな…。

カラオケレモン遠景。

周辺の町並みはまるで気の抜けたコーラを思わせるほどに緩慢だった。
櫛の歯が欠けたように更地が点在している。

そんな中、最も雰囲気があったのが「末廣」の屋号が残るこちら。

並行するもう一本の路地にも行ってみる。

更地の向こうに、さっきのカラオケレモンの裏側が見える。
棟続きに見えなくもないし、そもそもでかいな。

あぁ、洋風のファサードは後付けだったのか。
そして先はもうあまり永くなさそうだ。

それ以外は見ての通り。更地もあれば、真新しい戸建てやモデルハウスなんかもあり。

一番奥に残ってた建物はちょっと雰囲気があった。

それにしても、なぜこんな近いところにふたつも“遊べるところ”があったんだろう🤔

海南って何か産業あったっけ。

まぁいいや。そろそろ次の場所へ行こう。

 

“思案橋”の手前にあった食堂。

すぐそばには「芦原温泉」なる銭湯も。
残念なことにもうやってなさそう。

西新地とは違い、色街の名残を見つけ出すには東新地はあまりにも遅すぎた感が否めなかった。

これ以上やることもないので、このへんで海南を発つことにしよう。
また来る日まで。

[訪問日:2019年5月4日]


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