「とっくに行ってると思ってたよ」
こんなブログを長年やってるとそう思われるのも無理はないのかもしれない。
そう知人に言われたのは岐阜の『柳ケ瀬商店街』のことである。
ずっと西日本ばかりに足が向いてたこともあって、「次岐阜行くときに行こうか」ぐらいに思っていた。ところが、いよいよ再開発が本気で動き出したという不穏な噂を聞いた。
やべー。こりゃ悠長なこと言ってる場合じゃないわ。
再開発でロックオンされたのは、岐阜高島屋の南側の一角。
プロジェクトには『高島屋南地区第一種市街地再開発事業』などと言う大層な名がついている。
あーホントだ。もう工事始まってるわ…。(写真は2019年8月時点)
柳ケ瀬商店街はとにかく巨大である。
着いたのが18時前ぐらいだったこともあって、この日はすべて見れなかった。
ただ、元々夜に歩いてみたかったこともあり、前半は“夜の柳ケ瀬”をお届けしようと思う。
柳ケ瀬ナイト
うらぶれた、どこか怪しげな匂いのする柳ケ瀬商店街は、夜にこそその真価を発揮する。
メインストリートこそ今風の瀟洒な雰囲気だが、縦横無尽に入り組む脇道や路地へ彷徨えばまだまだ昭和が息づいている。
柳ケ瀬にはこんな小路がいくつもある。
おっと、思わぬところでお宝を発見した。
路地が暗すぎてまち歩き用のミラーレスじゃ戦えないことを悟り、この辺りでガチモードになって一眼レフを投入した。
これほどレベルの高い路地裏である。相手にとって不足はない。
こうして改めて写真で見るとめちゃくちゃ治安悪そう…笑
メインストリートの名物ネオンサイン。泣く子も黙るレインボーカラー。
場所的には、柳ケ瀬ではなくて西柳ケ瀬になる。
週末のみ点灯だそうなのでご注意を。
その先にあるのが「柳ケ瀬センター」。
これはすごい。鳥肌が立つほどの感動。
やはり夜に来てよかった。
そしてその少し先にあるのが、昨年3月に最後の灯が消えた「丸川センター」。
やってる店はなく、五輪のネオンサインも消灯してるので路地全体が圧倒的な闇に沈んでいた。
フラッシュ焚いてなんとかこのレベル。
※丸川センターはその後解体されました
西柳ケ瀬を抜けると小さな広場があって、少し先に「まさご座」がある。
アーケードから逸れて適当にぶらぶらしてたら、思いがけないところで
「料理店」を見つけた。
西柳ケ瀬の入口。ここに立つだけでワクワクして入ってみたくなるはずだ。
ここは是非夜に歩いてほしい。
最後に。
高島屋の南にあった「高島屋南商店街」は、商店街としては絶命寸前だった。
(2ページ目へ続く)
コメント