飛騨高山と言えば「古い町並」で知られるさんまち通りや前回の下二之町大新町など、何と言っても江戸~明治期あたりの小京都的な町並みが魅力の観光都市である。
そんな高山になぜこんなスポットが!?と思ってしまう、いわゆる
昭和レトロ系博物館、その名も
高山昭和館
はある。
ばばーん!
場所、どこだと思います?
それがなんと、まさに前回説明した「下一之町」。国が認めた重伝建の目と鼻の先に、こんな見るからに怪しげなB級スポット然とした施設があるという謎。
昭和大好きな筆者としては行かないわけにはいかない、実はこの旅でかなり楽しみにしていたのがここだった。
下二之町大新町を歩いたあと、近くにあったレトロな喫茶店でハンバーグを食べた。ここから午後の部がスタート。
ウルトラマンのポーズを真似したい気持ちを紙一重のところでこらえ、大人800円の入場料を払い中へ入った。
入ったところは駄菓子売り場だった。
帰りにここで買い物させたい気持ちと昭和館に入らない観光客にも買わせたい気持ちがまじりあったらドキドキするぜ。
買い物は帰りにしたい人なのでここは脇目も振らずにスルー。
てかさっきハンバーグ食べたんだよ。お腹いっぱいなんよ。
それでは館内をご案内
キャッチコピーが「昭和30年代にタイムスリップ」なのも納得のほんまもん昭和30年代。
最初のここは『昭和横丁』と言うコーナー。
いわゆる昭和の街角っすな。
映画館や酒場、ダンスホールなどが密集する素敵スポット。
なお、館内写真撮影は自由にOK。むしろ、最近よく見られるバンバン撮ってSNSで紹介しよう!のスタンスのよう。
昭和の民家。
しかし再現具合がすごい。結構ガチです、ここ。
白状すると舐めてました。まさかこれほどまでとは…。
大衆食堂のクオリティが高すぎて泣ける。
おぉ、今はなきカセットテープじゃないですか・・
中学の頃までは、音楽と言えばCDをレンタルしてきてにカセットに録音してたな。コレが一番安かったから。あとラジオもたまに録ってた。
高校の頃からMDに移行して、大学時代にはもうCD-Rだったもんな。
で、すぐiPodが出てきて。
当時の進化は本当に劇的だった。
こういう自販機もまちの電気屋さんには必ずあったもんだけど、ナショナルブランドも2008年に消滅しちゃいました。
この手のラジカセ、教育現場でよく使われてた印象がある。
運動会の練習とか、英語のリスニングとか。
定番の「三種の神器」。
白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫ね。
おもちゃ屋。
これ乗ったら空飛べると勘違いして川原の土手からジャンプして盛大に転げ落ちた少年絶対日本で3人ぐらいいそう。
写真屋。歴代の名機よりパンダのカラー写真が気になる。。
おぉ、ミゼットじゃないですか!
しかもまさかの鈴木オート仕様・・
※鈴木オートは『ALWAYS 三丁目の夕日』で堤真一が社長役の整備工場
しかもなんとこのミゼット、中に入れるんです。車好き(ワタシです)にはこれは嬉しい。
ここらで区切りましょう。まだまだ続きます。
(2ページ目へ続く)
コメント
平成に入ってからだったと思いますが、白人女性二人が、「♪スイスイ クルクル ミゼット2」と歌って宣伝していたような気がします。もちろん4輪車です。あれ、どうなったんでしょう。
そのCM、探してみたらニコニコ動画にありました。
ミゼット2は、2001年に販売終了になったようですね。発売から5年ほどとかなり短命だったようです。