「さくら名所100選」で有名な秋田の角館武家屋敷通り(かくのだてぶけやしきどおり)。
武家屋敷が立ち並ぶ風情ある通りを約400本のしだれ桜が彩る、秋田県はおろか東北屈指の観光名所である。
また、『みちのくの小京都』と形容される美しい町並みは、昭和51年に白川郷や妻籠宿、京都の祇園などとともに重要伝統的建造物群保存地区の栄えある第一号(7ヶ所同時登録)に選ばれている。
秋田遠征二日目は、まず角館からスタートした。
1時間半しか確保できなかったのと、駅前の駐車場からちょっと距離があったことが災いしてかなり巻き気味でバッタバタの散策となった。
もうちょっとしっかりタイムマネジメントしなさいよ。。
ちなみに駅からのアクセスはこんな感じ。
武家屋敷通りのど真ん中まででこの時間なので、入口であれば15分ぐらい。
で、観光客用の無料駐車場というのがコチラ。
ここから歩くとやはり15分ぐらいはかかってしまう。
さて、ここはやはり春に来るのがベストだが、秋も負けていない。
ちょうど紅葉シーズン真っ盛りで、ため息が出るぐらい美しい風景を心ゆくまで堪能することができた。
角館の歴史とか
秋田県の中央やや東寄りにある角館は江戸時代の城下町がベースになっている。
通りの少し北にある古城山に角館城が築かれ、当時この地を統治していた蘆名義勝(領主の佐竹義宣の弟)によって1620年(元和6年)に今の位置に城下町が形成された。
それまでは山の北側にあったが、たびたび水害や火災に見舞われたことで移動したのだそうだ。
町並みは、防火を意識した火除け地(冒頭、保存地区の案内板があった空き地がソレ)を境に、北が武家町、南が町人町として整備された。
それぞれ「内町(うちまち)」、「外町(とまち)」と呼ばれていた。
なお、当時は火除け地に高さ3mぐらいの土塁が築かれていたが現存しない。
蘆名氏が絶えたあとは、佐竹氏が明治まで11代に渡り角館を治めた。
今残る町並みは、その時代に両氏によって整備されたものである。
1620年に造られた町並み。
驚くことに、400年経った今も町割りがまったく変わっていないのである。
特に武家町のほうは、道路の幅から曲がり角ひとつまで、すべてそのまま残っているというから驚きである。
なお、重伝建になっているのは武家町のみで、外町のほうはエリア外となる。
だからと言って見応えがないのかというとそんなことはなく、何ならもうひとつ小さな武家屋敷通りがそっちのエリアにある。(これは後ほど)
道幅がかなりゆったりしてるのは、これも防火を意識してのこと。
「○○の小京都」にはやはり人力車がよく似合う・・
内町には多くの武家屋敷が現存しており、いくつかは一般向けに開放されている。(一部有料あり)
ただですね、上のほうで言い訳したとおり、内部を見学する時間が残念ながらまったくありませんで・・
ここは映画やNHKの連ドラなんかでたびたび撮影に使われているそうで、そりゃそうだよねと。
セットじゃなくてほんまもんの武家屋敷なんだからリアリティが全然違う。
「ねこの店」。ちょっと気になった。
建物には入れなかったけど、敷地に入るとカラフルな紅葉が目を楽しませてくれる。
風流ですなー。
春の桜、秋の紅葉に加え、夏は新緑、冬は雪景色と実はここはいつ来ても十分満足できる。
四季それぞれに情緒があるわけですな。
こんなん見たらもう「た、建物は入らなくていいかな…」ってなるでしょ?
なるんですよ、えぇw
黒塀と丸型ポストのマッチング率の高さよ…。
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