新町通りの西端から里見川に架かる橋を渡ると、その先が旧「仲買町」(現在の住所は玉島阿賀崎)となる。
「仲買町(なかがいちょう)」の名は、玉島港で荷揚げされた物を卸売りする仲買人が多く店を構えたことがその由来になっている。
現在も江戸~明治時代の建物が残り、造り酒屋や味噌、醤油、紙屋などが、今も変わらず伝統のモノづくりを行っている、と。ふむふむ。
仲買町の通りは橋を渡って右側なんだけど、左側にもちょっとだけ古い建物が残っている。
さて、お次は右へ。
仲買町の町並み
まずは挨拶代わりと言わんばかりの「旧玉島信用組合事務所」。
昭和10(1935)年竣工。
左側は、大正9年に創業した「玉島味噌醤油合資会社」。
お隣は元呉服店。
仲買町は江戸期のみならず、明治~大正の建物も残っているのが特徴なんだけど、これは大正ぐらいか。
一軒挟んだお隣が明治11年創業の菊池酒造さん。
「燦然」というのが代表銘柄になるようで、お土産に純米吟醸を1本買って帰った。
純米吟醸も山田錦と雄町の2種類があって、
「岡山来たんだしやっぱ雄町かなぁ」
「でも山田錦のほうがちょっと高いし味は間違いないよなぁ」
「山田錦の産地のほうから来てるわけだし、、ちょっと地元贔屓しとく?w」
アホみたいに散々悩んだあげく結局山田錦に落ち着いたんだけど、この「燦然」、2021年に飲んだ日本酒で堂々のBest3に入りました。(記録を見たら昨年は36銘柄飲んでました)
ちょっとそれぐらい衝撃的な美味さでした。
ホントオススメです。
こちらは仲買町で最も古いと言う「吉田畳店」。
そのお隣が紙問屋の「白神紙商店」。
昔は越前屋という屋号だったようだ。
仲買町も新町同様そこまで伝統的建造物が数多く残っているわけではないが、ところどころ連続的に立ち並んでいてそこそこ見ごたえがある。
廃銭湯。
いつ頃まで営業していたのだろうか。
玉島散策はここまで。
そもそも町並み保存地区のことをリサーチしてなかったので、たまたま「矢出町」に足が向くなんてミラクルもなく。。
清心町商店街もあるし、次の機会かな。
ちなみに、遊郭があった「天満町」は仲買町から南へまっすぐ10分ばかし歩いたところにある。
意外と近かったのね。
[訪問日:2021年5月1日]
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