さて、ふたたび門司港地区に戻ってきたところで、まずはこれを見てきた。
歩行者専用橋の「ブルーウィングもじ」、いわゆるはね橋である。
1日6回、約20分間橋が跳ね上がる様を見ることができる。
これがまたなかなか圧巻な光景。ちなみに、ここからの眺めが絶景であるという理由で「恋人の聖地」に認定されている。
今まで日本全国を旅してきたが、自称「恋人の聖地」の多さに少し辟易する。聖地は何ヶ所もいらない。
この若干景観にマッチしていない無駄に高いビル。
門司港レトロハイマートという高層マンションで、高さ103mを誇る。
建築界の巨匠、かの黒川紀章が設計したマンションで最上階に市が運営する展望室がある。
昨晩、あいにくの雨だったがその展望室から撮影した夜景がこちら。
入場料金は大人300円。
焼きカレー
門司には、焼きカレーというご当地B級グルメがありかなりの歴史を誇る。
実は大して期待していなかったのだが、これがまた期待を裏切るほどの絶品でおみやげまで買ってしまうという予想の斜め上を行く結果に。
門司港レトロを訪れた暁には、是非ご賞味あれ。男はだまって焼きカレー!
※回し者ではありません
さて、腹もふくれたところで。
旧門司税関。昭和2年まで使用され、その後は民間に売却され倉庫などに使われていたが、レトロ事業の一環で改修され往時の姿に。
正面から。なお、一階に展示室があり税関業務に関する常設展示が行われている。
内部。復元は、特注した赤レンガで行われたとか。ディテールまで物凄く凝っている。
国際友好記念図書館。一階がレストラン、二階が図書館、三階が資料展示室となっている。
こうして見るとレトロハイマートのキチガイな高さがよくわかる。
門司港ホテル。ちょうどさっきのはね橋のすぐ横にあたる。
横にくっついている違う色の建物も実はこれホテルの一部。なかなかに奇妙な形をしている。
愛と正義の使者「バナナマン」
シュールすぎる。まるで景観にマッチしていない。
ちなみに由来は、門司がバナナのたたき売り発祥の地だからなんだとか。
海峡プラザ。アバウトに説明すると、1階がみやげ屋、2階がレストランとなっている複合施設。
赤煉瓦ガラス館とオルゴールミュージアム門司港というのが推しのスポットのよう。
というのも写真撮っただけで入ってないので(笑)
旧大阪商船。修復したものだが、元々は大正6年に建てられた歴史ある建造物。
外洋航路の待合室として使われていたんだとか。個人的には、門司港レトロ地区の建築物ではこれが一番美しいと思う。
旧門司三井倶楽部。その名の通り、三井物産の社交倶楽部として使用されていたもので竣工は大正10年。
かのアインシュタイン博士が宿泊したこともあるとか。二階が資料室になっていて100円で入場可能。
門司港レトロ地区は、明治、大正期の香りが色濃く残っている。
外国貿易の拠点として日本の発展を支えてきた北九州。その歴史に思いを馳せつつ、潮風を浴びながらぶらぶら歩いてみてはいかがだろうか。
[訪問日:2011年5月1日]
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