またの名を『高原の城下町』。味わい深い町並みが残る北国街道・小諸宿を歩く

長野県
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小諸の城下町は旧北国街道に沿った市町と本町に宿場が置かれていたが、本町は1742年の水害で宿場としての歴史が絶たれてしまう。
すなわち本陣や脇本陣があった宿場が市町で、国道の東側にあたる本町のほうは商家町として栄え今もその名残を残している。

と言うわけで、ここから本町の町並みを眺めて行こうと思う。
こちらは大正時代に建てられた旧大塚酒店。

実は前頁で紹介した大塚酒造さんの小売店として建てられた酒屋。
今でも看板が残っていた。

中華そば店。
キレイにリノベーションされてるけどきっと建物は古いのだろう。

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ほんまち町屋館

昭和40年代まで味噌や醤油の醸造を行っていた旧清水屋。
竣工は大正期で、現在は登録有形文化財にもなっている商家の建物である。

観光の拠点として整備され、平成13年に「ほんまち町屋館」としてオープン。

こちらは味噌蔵の展示。

休憩施設も兼ねてるのでトイレ休憩や小休止にはもってこい。

このあたりは商家の建物が結構残っている。

こちらのそば屋は江戸後期の建物。
元々空き家だったのを、平成8年に改装してそば屋を開業。これが本町の町並み修景の先駆けとなったそうだ。

圧巻の白壁土蔵群。

格子に趣きがありますなぁ。

うだつが目を引く萬屋骨董店(登録有形文化財)。
元小諸銀行だった建物で、建築は明治期とされている。

お隣は屋根部分の波打ってる意匠が特徴的。(これ何て言うんだろう)

旧北国街道、本町の町並み。

住宅として使われているものもちらほら。

戦時中には高浜虚子が疎開で逗留した歴史を持つ元つたや旅館。
現在は旅館は辞められ「ギャラリーつたや」として第二の人生を歩んでいる。

旧北国街道に沿って見応えある建物や町並みが展開していた、旧小諸宿。
「粂屋」に泊まるというミッションを残し、名残惜しいままに高原の城下町を辞することにした。

[訪問日:2021年7月25日]


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