洋上の城ラピュタ。東京湾に浮かぶ要塞「猿島」上陸記

東京湾に浮かぶ無人島、猿島。周囲1.6kmしかないその自然島は、実は戦時中には軍の要塞として砲台が設置されていたというただならぬ歴史を持っている。
砲台の他、弾薬庫や兵舎跡などが残っており、内部は島の玄関口に広がる海水浴場やBBQ場とは一線を画したサバゲーさながらの様相を呈している。

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そんなわけで猿島散策のスタート。歩き出してすぐ目にするのがこの発電所。明治26年頃造られたレンガ造りである。
ガイドには一周約60分の散策路と書かれているが、最終のフェリーまで1時間ちょっとしかないのであまりのんびりもしていられない。
最終便を逃すと、別料金を払って特別便を召喚しなければならないのだ。これだけは何としても避けたい。別にそんなネタはいらない。

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切り通しの先に・・

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すぐに切通しが始まり、このゆるい右カーブの先に猿島の真髄を見ることができる。
そして、某天空の城にそっくりだとネットで評判になったのもまさにここから先の風景に他ならない。

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話題になったのがちょうど去年頃で、維持管理費のために入場料を徴収することに決まったのも観光客が増えたから、というのが理由のよう。
人が増えるとゴミ捨てたり立入禁止区域に入る、常識が欠落した不愉快な人も出てきますもんね。

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さて、これが要塞跡である。レンガ造りの遺構が植物に侵食され始め、まさしくラピュタのような雰囲気を醸し出している。
そんなわけで、ここから先は気まぐれでラピュタの名言を織り交ぜていきますがご了承ください(笑)

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兵舎跡。
ドアには固く錠がかけられ、中に入ることはできない。
そう。
ここから先は王族しか入れない聖域なのだ。

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入口は板で封鎖され、今や人の行く手を阻むかのように完全に自然に還ろうとしている。
立派な街だったんだ。科学もずっと進んでいたのに、どうして・・・?

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弾薬庫。ここで弾薬を貯蔵していたわけである。
なのに、猿島は滅んで荒廃してしまった。やはり、あれだ。

どんなに恐ろしい武器を持っても、沢山のかわいそうなロボットを操っても、土から離れては生きられないのだ。

すいませんちょっと無理がありました・・・

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要塞として粛々と整備されたものの、結局ここが実戦で使用されることは一度もなかったという。
終戦の年までは民間人の立ち入りが禁じられ、戦後は航路や海水浴場が整備されるも1993年(平成5年)に再び立入禁止となる。

そして、管理委託を経て2003年、横須賀市が国から無償譲与され今に至っている。

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猿島では、『フランドル積み』というフランス様式の珍しいレンガ建造物が見られる。これは日本で4ヶ所しか現存してない貴重なものだとか。

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それがこのトンネル。「愛のトンネル」などというスイーツな名前が冠されていて一気に脱力する。
元軍事施設なのにそれはないだろう。観光客を誘致したいのは分かるけどさ・・。

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トンネルを抜けると、左側にもう一本小さなトンネルが見える。
島の奥部へは二本の散策路が並行しており、ここからもう一本の道へ抜けることができる。

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目を凝らすと、釘で刻んだかのような、呪文にも似た古い落書き。
そこにはこう書かれている。

リーテ・ラトバリタ・ウルス。アリアロス・バル・ネトリール。

※ロボット兵が蘇っても当方では一切の責任を負いません

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その先は、東京湾が見渡せる展望台のようになっている。かつて砲台が置かれていた場所である。
見せてあげよう。ラピュタのいかずちを!

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茂みの間から、千葉方面を望むことができる。
等倍で見たらガントリークレーンが確認できたので、おそらく君津の工場地帯であろう。横須賀辺りだと、房総半島もかなり近い。

(3ページ目へ続く)

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