ゆいレール「安里駅」の東側に位置するレトロ市場、「栄町市場」の様子を引き続きウォッチしていくことにする。
スナイパーに監視されていた
首都を狙った真和志村の目論見は、那覇の開放によりあっけなく雲散霧消することになるが、逆に栄町には旅館や料亭が集まり、意に反して歓楽街として発展していくことになる。(この名残が現在の社交街)
そんな経緯につき、この市場は元々綿密な都市計画のもとに建設されたわけである。
そんなことを知ってから歩くとなるほどねーふむふむという気分になる。
エコステーションなる謎の部屋(?)があった。
椅子も置いてあるし、2~3人で飲むためのスペースなのかな。
酒を呑む環境にしてはちょっとワイルドすぎませんかねw
なーんか視線を感じると思ったら、ずっと行動を監視されてたのね。猫にも普通の人と不審者の区別くらいはまぁつくよな。
しかし、見れば見るほど戦後の闇市が今でも残ってるというより他ない雰囲気である。
それもあってか、客の年齢層は総じて高め。
沖縄の年越しそばはやっぱり沖縄そばなんですね。ってそんなん聞くだけ野暮ってもん。
知らない方のために一応書いておくと、沖縄そばはそば粉ではなく小麦粉。そして麺が太い。
見た目も食感も、もうそばではなくほとんどうどんに近い。
トッピングも色々あるけど、今では沖縄そば≒ソーキそばと言うほどソーキが乗ってるイメージが強い。
その流れでもうひとつ沖縄の話を。
市場の近所で見かけたこれ。魔除けの石碑で「いしがんどう」と読む。
沖縄では見飽きるぐらいよく見かける代物である。
そしてもうひとつ沖縄で有名な魔除けと言えばシーサー・・
節子、それシーサーやない。スヌーピーや!
そんなところで栄町市場散策終了。お腹すいてなかったので結局何も買わなかったけど、歩くだけで楽しいところだった。
ちょっと真面目なおまけエピソード。
その後、桜坂へ向かう途中に通ったこの交差点。「姫百合橋」という。
ここを流れる安里川には、かつて、木造の粗末な橋が架かり軽便鉄道が通っていた。ある大雨の日、第一高女の女生徒が客車から川へ転落し流されてしまった。
その後頑丈な橋が架けられ、事件を偲び「姫百合橋」に改称したという。
「ひめゆり」の名の本当の由来は、もしかしたらこの橋なのかもしれない。
[訪問日:2014年12月25日]
コメント
ネコかわいい!
完全に意表を突かれましたw