2016年一発目の記事が、何の因果か“2015年一発目のまち歩き”だった今治になってしまったわけなんですが、遅れを嘆いたところで始まりませんので。ぱっぱと本題に入りましょう。
2015年1月1日。新年を迎え、清々しい気分で向かった先はタオルの街『今治』。
と言うか、前日市内のホテルで泊まってたので厳密に言うとこの地で年越ししたわけなんですが。
駅前の赤線跡
そんな今治になんの用かと言えば、いたくさびれまくってる赤線の残滓が駅前にあるというのでそれを見に来たわけなんですがどう考えても新年早々やることじゃない気がする。。
あーあったあった。このあたりですね。確かにわかりやすいとこにあった。
どれくらい駅前なのか伝えるために違う角度から撮ってみた。正面に見えるのが今治駅。左奥に見えるのが先ほどの香ばしい物件。
実を言うと、来島海峡大橋のライトアップと初日の出を撮影するために前日は糸山公園で車中泊するつもりだったんですが、大晦日の今治は大雨だったので急遽市内でホテルを取ったんです。
予定が狂ったことで朝からどうにもテンションが上がらなかったのが元旦のこの日。
まぁ、予定通り行かないことだってあります。天候には抗えませんからね。
一喜一憂は旅の常。
バラックでも眺めて気分を盛り上げましょう。
裏へ回りこむとサビ具合が絶妙すぎる「みかわや」さん。以前はラーメン屋を示す提灯が下がっていたようであるが外されている。引退されたのであろうか。
右横には「スタンド明星」と書かれた青い暖簾のかかる酒場の亡骸。
実はこれ、『消えた赤線放浪記』にも載っている。もう随分長い間この状態で放置されているらしい。
営業は23時まで。「十八才未満の者は立ち入りをおことわりします」のプレートが、単に酒を酌み交わす場でなかったことを示唆している。酒ならば二十歳未満になるであろう。
そのまま視線を左方へずらすと、「料理店」の鑑札を視線が捉えた。要するに・・特飲店だったのでしょう。
これだけ駅近なら帰るのも楽でいいなぁ。
こちらのスナック奄美は現役の雰囲気を漂わせてますね。いつまでも頑張っていただきたいものです。
そのスナックの隣、路地の突き当たりに小さな祠が祀られている。
あーお稲荷さんね、と思ったところでそれは違うかなぁとも思う。ここは遊郭だったわけではなさそうなので。
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