重伝建地区に選定されている蔵造りの町並みを見るためにはるばるやってきた埼玉県川越市。
いよいよ、「一番街」と称される目抜き通りに足を進めて行く。
一番街
どーん。
出た。これはすごい!
大正時代のモダン建築も残る。1915年(大正4年)に建てられた「旧田中屋」。
現在はカフェが入居している。
1936年(昭和11年)に、川越最初のデパートとして竣工した旧山吉デパート。
なんと今は歯医者さん。
この蔵のまちは、明治26年(1893年)に発生した川越大火の再建の過程で形成されたという。
当時の町の1/3を焼きつくすほどの凄まじい火災を経験した商人たちは、大火に耐えたものもあった土蔵造りの耐火性を再確認するにいたり、それが再建に反映される形となったそうだ。
仲町の交差点から札の辻交差点までの約450mの間、圧倒的な破壊力を持った町並みが続く。
気分はさながらタイムトラベラーである。
道の両サイドにそれはもう見所満載の建築物が建ち並ぶんですが、交通量が多くそう頻繁に行き来できないので、まずざっと西側だけ見て行きます。
明治時代の土蔵、と言われればそれはきっとあるところにはあると思う。
ただ、それが連続して町並みを形成している点に川越のすごさがある。
それこそ、他者をまったく寄せ付けないほどの絶対的な存在感と安定感がそこにはある。
そんな川越は、江戸時代よりさつまいも(川越芋)の産地として広くその名を知られているんだとか。初めて知ったよそんなん。
なんかもう鬼瓦まで重厚感がすごすぎる。有り余るほどの風格、貫禄がにじみ出ている。
紅灯の巷とも言うべき、古くも艶めかしい玄関まわりの家屋。
ってついそういう目で見ちゃうな・・。いかんいかん。
武器屋もあります(笑)
さすがは蔵のまち。豊富なラインナップを取り揃えてますね。
時の鐘
一番街の半分あたりまで来ると見えてくるのが、小江戸・川越のシンボル「時の鐘」。
江戸時代の嘉永年間に造られた由緒ある鐘楼で、現在のは川越大火の翌年に再建された四代目。
それでもすでに120年くらい経ってるわけで。いやはやすごいですね。
現在では、午前6時、正午、午後3時、午後6時の1日4回鐘がなるそうな。
と言っても有人ではなく機械式だとか。
蔵造り資料館。
時の鐘同様、大火の直後に建てられた商家で内部を見学できるようになっている。
大人100円とリーズナブル。
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コメント
川越は一日では足りませんね。
私も撮影していて、最後の方は少し古いぐらいじゃ
シャッタ-きりませんでした。
密度が濃すぎます。
かなりしっかり歩かれたのですね。
僕は結構適当なのでサクッと撮り歩いてこの後喜多院裏に向かいました。
あ、次のネタばらしちゃいましたねw