今回書く話の舞台は・・山形県東置賜郡高畠町。
・・どこそれ?って総ツッコミを浴びそうなのでまず場所を貼っておきましょう。
県の南東部、牛とラーメンで有名な米沢市のお隣。
この高畠町には、昭和30年代をテーマにしたまちおこしをやっている商店街、昭和縁結び通り『昭和ミニ資料館』がある。
いつどこで知ったかまったく思い出せないけど、とにかくずっと前から行きたくてやっと来ることができた・・というのがこの日のこと。
旧高畠駅へ
散策の拠点となるのが、山形交通高畠線の旧高畠駅。
高畠線は、奥羽本線の現高畠駅から、現在の町の中心部を経由して同町の二井宿まで敷設されていた鉄道で、昭和49年(1974年)に廃線。
今地図で見ると「なんでこんなところに鉄道が!?」となること請け合いなのだが、昔はこの辺り、養蚕が盛んだったらしい。ちなみに開業したのは1922年(大正11年)だそう。
この立派な建物は、地域の特産である「高畠石」で造られているとか。
昭和9年竣工だそうなので約80歳ですね。人間なら腰が曲がって膝がぷるぷるしてくる頃です。
この駅舎、廃線後はバスの待合所として活用されていたらしいが現在はそのバスも廃止され、今は特に何かに使われているということもないみたい。
過去の栄華を懐かしむ場といった感じだろうか。
広場にはかつて走っていた車両が展示されている。なんかどっかで見たことあるんだよなぁ。思い出せない。
さて、ではそろそろ目的の商店街へ向かいましょう。
昭和縁結び通り商店街へ
旧高畠駅を背にまっすぐ進み、最初の信号を越えた先が「昭和縁結び通り商店街」。東西へ約1km続く。
かつては「中央通り商店街」というどこにでもある名前だったのが、昭和レトロでのまちおこしを契機に平成16年(2004年)に改称。
この商店街では『昭和ミニ資料館』という名で、20近い店舗で昭和30年代にまつわる展示を行っている。
その一号館がこちらの金計堂本店さん。
店先には当時の時計やカメラ、8mm映写機などが展示されている。当時を生きた人にとってはこれは絶対懐かしいはず。
このまちづくりは、平成4年の国体のときに町中を花で飾ったことが発端になったそうで、その2年後、今度は取り壊された映画館から石原裕次郎ら往年のスターのポスターが見つかったことで、その後の方向性が決まったんだとか。
そして、平成8年に昭和ミニ資料館が開館。5つの店舗でのスタートだったというから、その後の成長ぶりは著しい。
やがてメディアの露出も増え、徐々に知名度と来客数も増えていくことになる。
けど、変に俗っぽくならずに自然体の街だったという印象が強く残っている。これは非常に好感が持てます。
脇道に入るとこんなモダン建築もあったり。
路面が濡れてることに気づいた方もいるかもしれませんが、実はこのときスコールみたいな雨に降られまして。萎えまくってしばらく車の中で呆けてたぐらいですから。ホント参りました。
こちらは三号館。昭和ミニ劇場と書いてますが実の名は高砂屋珈琲店。喫茶店です。
どこをどう見てもまるで喫茶店っぽくないんですがどうしたもんか。
と思うでしょう。思うんですよ。
中に入るとこれでもかというほど映画のポスターが貼られていて、テンションが上がります。
で、この奥が喫茶店になっているというわけ。
さらに、劇場というのも嘘ではなく、毎週土日の10時から昭和の名作を上映しているとのこと。
1500円で昼食・コーヒー付き (お茶・お菓子サービス)とあるのでかなり良心的な価格設定。映画好きにはたまりませんね。
What’s?(´・ω・`)
何度読み返しても意味がわからないんですが・・。
ただ、この赤鬼さんとの因果関係は不明ですが、ここ高畠町はあの有名な童話「泣いた赤鬼」の作者の出身地だそうな。なるほどね。
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コメント
ここは知りませんでした。
昭和で町おこしですか、、、やりすぎはいただけませんが
もう少しレトロ感がほしいところです。
ここはかなりマイナーだと思います。地味というか何というか・・
もっとPRしてもいいのになーと思う次第です。