渡良瀬橋。言わずと知れた、森高千里の名曲である。
この曲の舞台となったのが栃木県足利市。歌詞にも出てくる通り、夕日がキレイな街だ。
向こうに見える橋が渡良瀬橋。
足利と言えば足利学校や鑁阿寺(ばんなじ)が有名であるが、着いたのが15時過ぎだったので観光は省略。目的の雪輪町・巴町界隈にあったという遊里跡へまっすぐ向かった。
なので観光案内にはなりませんので悪しからず・・
実はここ、シルバーウィークの旅で寄る予定だったんですよ。足尾の前に。
寝坊したんで泣く泣く諦めたんですがね( ゚∀゚)アハハ
鑁阿寺の手前で脇道へ入ると、そこには淀んだ空気が堆積した一角があった。
「足利東映」と書かれている…映画館のようだ。蔦の侵食が始まっているが、そのおかげでどことなく欧風建築のような気品が漂っている。
足利の市街地には、かつて10軒以上も映画館がある時代があったという。
今ではすべて廃業し、建物が現存するのがこの東映のみだそうである。
雪輪町
フレッセイというスーパーのある通り。問題の雪輪町はこの北側となる。
そこで見かけた渋い薬局。
実はこの界隈に遊里があったという情報は手元の資料や文献には載っておらず、例のごとく先人たちの足跡にあやかろうという次第なのである。
さて、どうやらこのあたりだというところまで来たようだ。
そろそろ日が傾きかけてきたせいもあり、細い路地が不気味な雰囲気を宿している。ここへ入れというのか。
その先は、中央がぽっかりと空き地になった不思議な場所だった。「まちづくり事業用地」と書かれているので市が所有する土地のようだ。
「盛り場モデル地区」と書かれた看板が立っていた。
盛り場だったのも今は昔。今やしなびたきゅうりのごとき有様である。まったくもって盛っていない。
ここに遊郭があったと言われてもどうにもピンと来ない。目の前に立ってもそう思う。
だいたいこの細い路地がらしくないし、どっちかと言うと青線や私娼窟のような場所だったのではないか。
色々調べてみても、駅近の永楽町にカフェー街があったということ、市街地からやや南の福居町とフラワーパークがある富田に遊郭があったということは確かなようであるが、この一見魔窟のような場所に関してはやはり謎であった。
それはそうと、廃墟に似た建物や細い路地のせいで全体的に鬱々とした雰囲気に支配されており、ひと気もなく、さらに中央が空き地のせいで四方から見られているような錯覚さえ起こさせる。
残念ながらこんなとこに長居できるほど屈強なメンタルは持ち合わせていない。
そんなわけでそそくさと退散した。昔はどんな場所だったのかよくわからなかったが、雰囲気だけは伝えることができたのではないかと思う。
さて、何やら雪輪町のお隣、巴町にも色街の名残があるというのでそっちへ向かってみる。
その途中で焼まんじゅう屋さんを見かけた。ホント何気なく、たまたま足を止めただけだった。すると・・
ドアにカフェーの鑑札がついていた(謎)
なんか、遊び心で後からつけたんじゃないの?って気がしなくもないけど・・昔は何の店だったんだろうか。
(2ページ目へ続く)
コメント
織姫神社はある意味オタクには聖地だし。
痛車のイベントありますよ。
そのあたりは探索したけど、気が付きませんでした。
薬局は撮影したんですがね。
カフェの鑑札は謎ですね、、、現役なのかな?
織姫神社で痛車のイベントですか・・足利が何かのアニメの舞台になったとかでしょうか。
総じてちょっと分かりづらいところにあるので、奥まで入り込まないと気づかないですよ。無理もないと思います。
今度足が向いたら是非探索してきてください。
いつも楽しく拝見させて頂いてます。
先日この雪輪町界隈を散策してまいりました。そして帰って来てからこの記事に気付いたのですが、カフエーの観察、全くチェックしてませんでした。ほぼ同じルートを歩いてたってのに!
今度からは貴サイトが訪れているか、しっかりチェックしてから行こうと思いますwww
いつもありがとうございます!
雪輪町の鑑札はちょっと分かりづらい場所にあるんですよね。機会があればまた訪問してみてください。
ただ、私の記事も結構古いのでもうなくなってたらすみません…。